ディズニー映画2011年10月21日 04:12

Googleでアクセスした方はもうご覧になったろうが、今日はメアリー・ブレア生誕百年だそうな。

1950年 シンデレラCinderella
色彩設計
1951年 ふしぎの国のアリスAlice in Wonderland
色彩設計
1953年 ピーター・パンPeter Pan
色彩設計
1959年 眠れる森の美女Sleeping Beauty
色彩設計  
(以上Wikipedia調べ)

まさにディズニー映画の黄金期の人である。素晴らしい色彩感覚の持ち主で、どの作品も華やかでありながら程よくシックにまとめられており(最近のディズニー映画はちょっとなんだかネジがとっぱずれているように思うのは私だけ?)今見ても傑作である。
後にアニメ制作を手がけた手塚治虫氏は、修羅場を脱走して「不思議の国のアリス」を「50回以上観た」と語っている(エッセイ「ボクは漫画家」だったかな)。
この頃のディズニー映画は品がよろしい。
(だれだ、元は薄茶のテディベアをまっ黄色にして、しかも派手な真っ赤ポロシャツ着せたのは!)

「色感が程よい」というのは難しい事で、私は全体に薄くなる悪い癖がある。雑誌の表紙を連続して描いていたときだけである、濃い色を思い切って使えたのは。(しかも創刊号は薄すぎ)

才能のある人が一流の舞台で活躍していた、という事実は、あらゆる分野で「ただ今修行中」の若い人々にとっては希望のもてる事だと思う。
目指せ、メアリー・ブレア!