めろめろ2015年11月24日 00:08

犬丸りんさんの「めろめろ」(角川文庫・絶版)はやっぱり何度読み返しても面白い。
「美味しいパン屋と息子たち」なんてBLが流行る前からBLだ。
「ダイナマイト姉ちゃん」も「我が名はピーコ」もいい。
古本屋で見かけたらおすすめ。

大山のぶ代さん2015年06月21日 21:15

大山のぶ代さんは、「ぶーふーうー」の頃から大好き
ドラえもん大好き、アルツハイマーになっちゃったのは残念だけれど、理解ある夫砂川啓介さん(初代「おかあさんといっしょ」たいそうのお兄さん)と2人3脚でがんばって欲しい。
この人には笑って死んで欲しい。
で、「こんにちは、ぼくドラえもんでした」を読んだり、「ドラえもんのび太の恐竜」を見たりしているのだが。
「端役」というのも見たことがある。向田邦子脚本、森光子主演の「じゃがいも」である。(コロッケ屋さんの物語)「ちょっとぉ、昨日買ったコロッケ、いたんでいたわよ~」というだけのクレーム客役。それで脳裏に焼き付けちゃうんだから、やっぱりスゴイ。

オーランドー2015年04月27日 21:20

クリーニング屋の宅配車は夜、オルゴールで「五木の子守歌」を鳴らしてやって来る。しかし
「盆からさーきゃおーらんどー」
が「盆からさーきゃ『オーランドー』に聞こえる」のってどうよ。
オーランドーはナイジェル・ニコルソンが
「文学における、『最も長く魅力的な恋文』」
と評する傑作小説である。
作者はヴァージニア・ウルフ。
二十世紀イギリスの天才的小説家で、女性には珍しく自殺して生涯を終えている。
鬱病であったらしい。
両性愛で、貴族の娘ヴィタ・サックヴィル=ウェストと関係があったが。
悲しいかなヴァージニアは冷感症。
で、精一杯の心で書いた恋文が「オーランドー」というわけ。
クリーニング屋のチャイムを聴く度
「ほう…」とため息をつくのだが、こんな事知っていても1円の得にもならない。
私は無駄なところで賢すぎて日常生活パーの女である。

お聖さん2015年03月20日 23:21

田辺聖子サンの「ラーメン煮えたもご存じない」を再読。
たぶん50回目以上。
筆名人がスキップしている、このノリは良い。

がきデカ2015年03月16日 18:01

「がきデカ選集」をAmazonで手に入れた。

実はこれには前後譚があって…

ある年、ある出版社の雑誌編集部の年賀状原稿の依頼を受けた私は、
「現金払いではなく、報酬は当社の出版物で」のひとことに
「では御社出版の、山上たつひこ選集の「がきデカ」が読みたいです」と申し出た。
(5千円相当なので)
しかし担当者は倉庫係にカオが効き、手を回して「山上たつひこ選集全部」をくれた。
(もちろん「光る風」も「快僧のざらし」もあった)総額2万近い大振る舞いである。
しかしそれを、後に生活苦のために売ってしまった。私は貧乏だった。
(売らずに手元に置いておけばどれほどの勉強になったか…)

私は「GB(ギターブック・TBSソニー出版)ヤマハ・ミュージックスクール4色4ページ」でデビューしたが、実業漫画一本槍で、いわゆる「商業誌」では、ずっと「イラストレーター」を続けていた。月刊誌(漫画)の表紙を描いていたこともある。
だが、どうしようもない器用貧乏、「商業誌」には作るお話が重すぎるのだ。

同時に手に入れた鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」で、実は
「『ドカベン』と『がきデカ』の原稿料に圧されて、収入少なかったんです」
という鴨川つばめさんの情報もキャッチ。
こちらは続編「ドラネコロック」まで持っているぞ。

本雪崩れ2015年03月15日 17:43

しばらく片付けをさぼっていたら…
…違う、長いこと、だ、長いことさぼっていたら今年最初の本雪崩れ。
そもそもウチは本雪崩れをおこしやすいのだ、本だらけだもの。
本とDVDを抜いたら、たぶん普通の家よりスッキリするんじゃないかな。
それくらい、夫婦で持っている。
あ、あとパソコンのパーツな。(これはドッコイ氏)
槇原敬之の歌に
「引っ越しのたびに開けないダンボールが増えていく」
というのがあって、「あ、上手いこと言う」と感心したものだ。
ものがふえてゆく。日本の人生。
ウチはとりわけ本・DVD・コンピュータパーツが多い。
逆に、食器・衣類は少ない。
子を授からなかったのはせめてもの幸いかもしれない。
あっちで本雪崩れ、こっちで本雪崩れ、危険すぎるよ、我が家は!

アダムよおまえはどこにいた2013年12月25日 05:11

ハインリヒ・ベルの「アダムよおまえはどこにいた」(講談社文庫)をAmazonで取り寄せるのは2度目、1度は古本屋で自分でみつけて買った。文学的価値の高い優れた作品だと思うが、(ならなくすなよ・笑)まさか1円本になっているとは…

久羅羅が…2013年09月27日 03:54

ちょい昔ラジオのトーク番組で「俺の暴れん坊将軍を×××!」というのがあったのですが、私としては森奈津子さんの小説「エロチカ79」(「西城秀樹のおかげです」収録)の「立った!久羅羅が立った…!」のセリフの方が淫靡に思えるのです。
あ、久羅羅って本名クララ、TVアニメ「アルプスの少女ハイジ」の人。

パチンとつながる2013年04月11日 14:49

東京・調布(ちょうふ)の小学校で昨年アレルギー事故があった。亡くなった小5(当時)のお嬢さんのご冥福を祈る。
原因は「チーズ」である。チヂミに入っていたため見落とされてしまった。
それをNHKネットニュースで今朝読んで、
「あ、カレン・アームストロングさんが修道女時代苦しんでいたのはこれか!」
と納得。
彼女は修道院を出て今やイギリス随一の神学者であるが、チーズアレルギーに関する顛末は心理的にとても深いエピソードとして、自伝「狭き門を通って」(たかもりゆか訳・柏書房)に描かれている。
1996年出版、その年の「翻訳賞」を得ている名著で、忘れられなかった記憶が「パチン!」と繋がった。
私は「デスクを離れて、水をコップについでシンクに置いたまま、洗面所にいって、そのコップを持ってデスクに戻る」の一連の動作ができない、いつもコップがシンクに「待ちぼうけ」の”トロイア人”であるが、時々こんな風に「ミルク・ジグソー(一面「白いだけ」の、マニア向け)のピースが繋がる」こともある。
活字で綴られていたエピソードが、ひとつの情報で突然3Dで動き始めることもあるのだ。

歳を重ねることで得る能力のひとつは、この「ちょっとした『パチン!』のダイナミックな連鎖」である。

こんな日の読書2012年08月29日 12:04

どんづまりの鬱。
こんな日はカレン・アームストロングの「狭き門を通って」(柏書房)を読みたくなる。
たかもり ゆか訳「第33回日本翻訳文学賞」受賞。