虎の穴柔道場2024年03月24日 11:12

ちょっと離れた街道筋に柔道場オープン。

入口脇の壁画がなぜか「柔道着姿の丸刈りさんが虎を一本背負い」の図。

ということで夫・ドッコイ氏と「加藤清正・虎退治柔道場」と命名(笑)

…しかし「入門したら稽古相手が虎でした」ってのはヤだわ。

「虎の穴柔道場」の方がイイかしら…?

Almost no Guard ?「見守りめおと地蔵」なるか?(笑)2023年11月07日 19:33

強風だわ土砂降りだわで、朝はとんでもなかったウチの近辺だが、あらら、昼にはカラリと晴れて風も収まった。秋の嵐ってやっちゃね。

で少し先のセンターに、「市役所分室」「図書館分館」「郵便局」「クリニック」と用事が重なっていたのでテコテコと出かけた。
バスから降りて歩きだしたら、向こうから小柄なおばあさま…
…がニッコリ。こちらもニッコリ。

「こんにちは、本当に気持ちの良い良いお天気で…」
で、立ち止まっておしゃべりが始まって、秋の季節を愛で合う会話。
人懐っこい方なのか、あるいは「ご近所の誰かとカン違い」か?(高齢者地帯ではありがちなんだわさ、これ)
「でね、わたくしとっても腰が痛くって…」
え!?で、立ち止まっちゃったんですか!?(これもありがち以下同文)
「そりゃいけません、そこのクリニックまで、お荷物持ちましょうか?歩けますか?人呼びますか?」
「いえね、今もコルセットをこうガッチリ…夫は冷たいんですよ『年のせい!』の一言で…」
「はあ、ほう、はあ…」
合いの手入れて聞きつつ、激痛で顔が青ざめてはいないようだな…なんてチェック入れてたら、
「で、あっちの郵便局に用がありますの。お話できて楽しかったわ~」
あ、腰痛いんで一服したかっただけなんですね、ヨカッタ…

で、「ごめんください」「ごきげんよう」「お気をつけて」で別れた。

その足でクリニック行って、今度は待合ベンチでメガネのおばあさまとおしゃべり。
青森・津軽の人で、なんと舞の海の故郷「鰺ヶ沢」お家は漁師さん。
「NHK鶴瓶の家族に乾杯」で鰺ヶ沢やってましたね~、ってところから話題がハズんで、この季節はタラ、それとタラコ、あと鮭が旬、サメはアブラザメがたくさん捕れるけれど「星ザメ」というのがとびっきり美味しくてめずらしくて
「漁師同士で取り合いするくらいの美味しさなのよ~♪」
なんて「津軽とびっきりグルメ情報」まで聞いちゃった。

津軽にはアマチュアカメラマンの知り合いが住んでいるので、いっぺん行ってみたい所なんだけど、これは地元の居酒屋かお寿司屋さんでゼッタイ注文しなくちゃね♪

以前も書いたけれど、私ほんとにお年寄りに「馴染みが良い」んだわ。
どうにもこうにも「気さくに話しかけやすいタイプ」らしい。
信号待ちで出会ったご夫婦に、散歩途中で摘んできたスミレの花束もらっちゃったり。
86才のおじいさまには、病院の待合室で会って1時間でプロポーズされたこともあったな(笑…「来世生まれ変わったら結婚して下さい!」とのことだったので謹んでお受けいたしましたともさ)

母の話では、もうご近所デビューした幼い頃から「無敵状態」だったそうだから、なにか「ついてる体質」なのかもしれない。小学校でも女子校でも「おじいちゃん先生キラー」とアダ名されたもんだし。(戦前に教職取った世代が、ぎりぎり現役か講師でいた時代なんだわさ)
夫・ドッコイ氏に言わせると、私、お年寄りの前では
「Almost no Guard 」
の状態になるらしい。
ドッコイ氏もこの体質(性格?)で、高齢住人だらけのご町内の役員としてなんだかとっても重宝されているようだし。

なんだか私達夫婦は、このご町内の「見守りめおと地蔵」となりつつあるのかもしれない…
なんか、それって楽しいかも…

ドッコイ氏退院!2023年06月02日 17:20

なんとドッコイ氏、もう退院。
心臓の場合平均入院日数は2ヶ月超える、とも言われているし、覚悟していたのだが、「最短で…」と医師に言われた予定より更に1周間早い「スピード退院」である。
本人も私も、何より担当してくれた医師がビックリしている。
ハッキリ言われた。
「色々調べたのですが、医学的に説明つきません」

ドッコイ氏、入院したときの心臓カテーテル手術画像では、ばっちり「動脈瘤があります」
だった。
私の世代で「動脈瘤」といえば石原裕次郎である。
破裂したら死んじゃう可能性大。
ので、「入院中に『動脈瘤破裂』なんてことになったら、私、未亡人になっちゃうのね」と、覚悟を決めた。
…のだが。
途中経過説明を受けたら、なんと
「動脈瘤、なぜか自分から小さくなっています」
「血管が詰まったところに動脈瘤という『血液のため池』が出来たので、そこから詰まった先の血管に血液が少しづつ流れていて、心臓の筋肉が生きています。血管が詰まった先の筋肉が死んじゃうのが『心筋梗塞』なんですが…なんでなのか…」
入院した時点で
「この先動脈瘤を切除する手術をしなけらばいけなくなるかもしれなくて、その場合入院は延びます」
と告げられていたのだが、
「これなら1週間早く退院しても大丈夫です」
まあ。
で、退院前日に最後の説明があったのだが、
「血液のつまりがとれて、その先の血管も復活しました。病名は『心筋梗塞』で間違いないのですが、心臓の筋肉ほとんど『ノーダメージ』というめずらしいケースです。医師が集まっていろいろ分析したのですが、なんでこうなったのか理屈では説明つきません」
医学用語では「奇跡」という表現はないが、担当の若い女医先生、たぶんおなかの中ではそう思ってるんだろうなあ…というカンジ。

まあ、塩分制限とか毎日の薬が増えたりとか定期的検査とか、今後いろいろあるのではあるが、ひっくり返っちゃったときの
「いったいどうしよう?」
は無事解決、ということで
「メデタシメデタシ」
なのであった。
お騒がせしました。

「ぶり大根不発と夫婦若返りの記」2020年04月11日 04:27

しかしまあ、高級食材が売れないというので、地元スーパーで(もともと生鮮食品は目利き揃い)「天然ぶり一切180円!」なんてチラシが入っていたので、出かけたわけだ。

そしたら1パックだけ、とびっきり新鮮な「ぶりのアラ」。

55才年の離れた養母とそのパートナー、ものすごい「大正グルメ」だった。食がどんどん細っていく時期で、下手なもん出すとご近所にお裾分けしてしまって、食べてくれない。
基本的に「お刺身と天ぷらとご飯さえあれば、もうイイ状態」。

で、いろいろ、昭和7年の「婦人倶楽部の付録本」やら、昔の「食膳のお惣菜」やら彼女たちの若かった頃の料理を研究して、朝・昼・晩と運んでいた。
「ぶりの焼いたの」は翌日には残しても、近所に持っていかないと分かった。
で、「ぶり大根」を何度か試したら、たいそうお気に召して、ペロリと食べてくれるようになった。
こうなりゃチャンスである。

私鉄の隣駅まで足を運ぶと、ダイエーの鮮魚コーナーにものすごい目利きがいる。そこの、商品棚ではなく、「猫ちゃんコーナー」つまり「冷蔵保存もしませんけどペットのご飯にどうぞ」という置きっ晒の棚に、時間になると「ぶりのものすごく新鮮なアラが並ぶ」と分かった。
午後、帷子川沿いの公園遊歩道をテクテク歩いて、隣町商店街のはずれのダイエーまで行き、アラをゲットし、電車で一駅飛んで帰り、ショウガとしょうゆと本みりんで「ぶり大根」を作り、96段の石段駆け上がって、湯気の立つのを夕食に届けた。

仕事と二本柱、夫婦の家事との三本柱だったけれど、私はまだ若かった。
明治生まれの女流日本画家ふたりの「昭和2年から閉ざされた気ままな暮らし」になんとか「食」を運ぼうと、必死だった。
私の「ぶり大根」はその結果である。

とーこーろーがっ!

ドッコイ氏は、なんと「ぶりが苦手」だと昨日になって判明。

長野県中部で干物と塩鮭とエビフライ、時にごちそうでお刺身、川魚、以上!だったと告白。

魚文化が育たない「山間部の『食』文化」が背骨にしみてしまっているのだ。
来月58才である、もう新たに獲得するのは難しい!

「わ、私は『三井の大黒』ですよー!」
と、いきなり三遊亭圓生師匠の噺みたいな世界に突入である。そうなのね、塩ぶりはダメなのね、塩鮭なのね、あなた「逆・左甚五郎」だわ。

分かったわ、私、甚五郎の女房なのね。
せっかく目も手も機能回復したのに、「ぶり大根」を一緒につつけなくて残念だわ。
いいわ、私がひとりで食べるから。

32で結婚、でも国内外出張族人生で、大阪だ・アフリカだ・アラブだ・東南アジアだと飛び回って、一緒に夜過ごせたのは、考えたら26年のうち半分?4分の1?てなもんだ。

こうなりゃふたり「その分13~20年『若返った気分』で生きましょう」じゃないの!

この5月で私たち45~38才になるのね、まあ新鮮だわ♪

よろしくね、ドッコイ!

アメリカ、大丈夫?2020年04月04日 00:56

 そもそもは中国の騒動前、選挙で大騒ぎ中のアメリカで貧困・移民層にものすごい「インフルエンザ大波」があり、公的保険制度がないのでみんな医者に行けなくてバッタバッタと死んでいった、それが、調べてないけど実は「コロナ」だったんじゃないか、という…

 夫は元国連機関に関係する「僻地出張族」だったので(アフリカの奥地に行くのに、その前にパリの「パスツール研究所・今でも世界最大手」でワクチンを…なんてしょっちゅうだったんです)今でも海外にネットワークがあり、「あれー?アメリカでインフルエンザ大流行、貧困層は防御手段なしだよ、これは…」とつぶやいたのが武漢ショックよりずいぶん前。

 アメリカは良くも悪くもオープンな国なので、最悪の場合死者220万人越えとの予測も…
トランプは「10分の1に押さえる」と言ってますが、人工呼吸器なんて精密機械、アメリカで自国大量生産できるのかなぁ…

 鉄製の函体「ガワタ」は鉄鋼で何とか出来る、チューブもコードも何とか出来る、起動部はアメリカの十八番だから出来る、でもさ、昨日まで大型自動車組み立ててた、ぶっといその指(ハンバーガーを手づかみで食うか、ステーキのためにナイフとフォークを振りかざすか)で、精密機械の細っこーいドライバー、指先でクルクル出来るの?

本当にさ、トランプさんよ
「オレんとこはオレたちで何とかしてみせる。なんてったって、オレたちの国は『世界一』だからな!」
って、言っちゃっていいんですかー?

コロナの満月2020年03月11日 05:04

コロナコロナと大騒動で、夜一人歩きしている人影がまったくない。
なんだか不思議な光景である。

ま、治まりゃ
「あんときゃ、ああだったなぁ…」
で済むのであろうが。

いかんせんこの騒動、この狂乱。
市内ではトイレットペーパーもマスクもまったく手に入らぬ。
戦後のモノ不足もオイルショックも乗り越えたはずの爺婆が、開店前からドラッグストアやホームセンターの前に年金握りしめて集合し、買い漁ってしまうからである。困ったモンだ、まったくもう…

で、遅くまで営業しているスーパーに食料の買い出しに行った。
ここは、車で集まるところで街道筋から人々(みんなマスクしてる)が来て、黙々と食品を買っていく。レジで前のカップルがなんかモメてるなと思ったら、男が出したプリペイドが残高不足で、結局女が自分のクレジットカード引っ張り出して払う、という一幕であった。
大地震での停電などを考えると、やはり
「人間現金を持ち歩くのが健全」
だと思われる。

荷を積んで帰り道、しかし人っ子一人おらぬ。
寒い、雨である、ワイパーが動く音が聞こえる。

ふいっと上を見上げたら、高層マンションと戸建て住宅街の切れ目、

紺青の夜空に 煌々たる 満月

いや、首というものは回して見上げる機能がついている。
たまっていたコリがほぐれて、ふたりで
「月がとっても青いから」
遠回りせずまっすぐ家へ帰った。

たぶん年を取ってから、語る月夜。

天空の城ラピュタ考2016年01月17日 03:40

それにしても昨日の金曜ロードショー「天空の城ラピュタ」は無礼だったな。
一番の山場でスマホ見ろだの、初めて見る人もいるのにネタバレで本当に無礼。
日テレ、視聴者に謝れ。
宮崎駿と高畑勲にもな。
ところで、「天空の城ラピュタ」を見ていた同じ年の夫・ドッコイ氏はポツッとつぶやいた。
「ボクらの世代は、なんか、ナウシカとラピュタでおなかいっぱいだな・・・」
そうかもしれない。

ガンはガンコ2015年12月12日 22:17

ドッコイ氏が今日、信州へ日帰りですっ飛んでいった。

お義母さんの胃の幽門に出来たガンがまた大きくなって、幽門を塞ぎ、ステント再手術のうちあわせ。
一時治まったガンだが、おそるべし、1ヶ月半で全開再生。

脳に萎縮さえなければ全身麻酔で全摘手術もできるのだろうが。
ここ1年で非道く弱った体では難しいという。

難しいものだ、年をとるということは。

義母まだ81歳、命のピンポンが始まっている。

ハチトリエンマクあります2015年08月14日 23:30

ドッコイ氏が故郷(長野県諏訪地方)に行って
「ハチトリエンマクあります」の写真を撮ってきた。
「軒下のスズメバチなど害虫駆除」ではないの。

諏訪名産「蜂の子」をとるためさ!

「蜂の子」これは「蜂の幼虫とさなぎの佃煮」で
初めて見るとギョッなんだけれど
なれるとなかなか美味しい。
運動会のおにぎりの具なんかに使い、
ドッコイ氏に言わせると
「ここ一番パワーを出すときのエナジーチャージ」だという。

しかしね、冬の寒さが厳し過ぎて、
長い冬を保存食「野沢菜と味噌」でのりこえなくちゃいけなかった
諏訪地方にもプライドはあって

「ざざ虫」は食べねえ、あれは伊奈谷の食いモンだで」と…

どっちもどっちだと思うんですが…

またやっちゃった!2015年07月06日 22:44

まさかと思うけどこんなことってあるんだな。
効き指の人差し指を、寝ている間に、先に起きた夫に踏まれた。
非常に痛い。
私の寝相が悪いのか、夫の体重が悪いのか、とにかくここ傷めるのは刃物、交通事故についで三度目だ。
まさに鬼門。