舅の三回忌2012年09月09日 16:13

打ち合わせのため日帰り帰省。
4時に出てナビ席で爆睡し、実家で運転疲れで横になったドッコイ氏の隣で添い寝してたらホントに眠ってしまい、目を覚ましたら痙攣止めの薬が切れてしまいあわてて薬飲み、お寺さん行って打ち合わせ、お墓参りして、帰路はまたナビ席で爆睡~(笑)。
初狩のパーキングエリアで「信玄ソフト」を発見、信玄餅が乗っていて黒蜜かかっていた。美味。
しかし、お父さんが逝ってからもう2年、数えで3年かぁ。
早いなあ、残された者には。
ついこの間までニコニコ玄関で迎えてくれたのが寝覚めの夢のようだ。

オトコの居どころ・オンナのカンどころ2012年09月12日 21:28

大阪で「焼き肉」といったら「鶴橋」、「鶴橋」といったら「焼き肉」である。なんせ高架の「鶴橋・プラットフォーム」に降り立っただけで、もう焼き肉のにおいモウモウ、煙モクモクなのだ。戦後の、コリアンタウン&闇市の家並みがぎっちり詰まっていて、新宿西口の「思い出横丁」よりスゴイ。

今では海外事業部に戻って世界中行ったり来たりなドッコイ氏なのだが、ああ、「湾岸戦争」のおかげで「海外事業部はさておいて、国内事業部に回りなさい」という時期があり、
「大阪帝国ホテル」つー、
「東京の帝国ホテル」とはまったく別モンのビジネスホテルを常宿にしていた。
で、私は仕事の切れ目に遊びに行ったのだ、大阪へ。

鶴橋駅徒歩1分の焼き肉屋。
東京のそれとは違って、肉の厚さが5ミリはあるぞ。しかも東京の焼き肉屋とまったく違って「七輪の炭火で自分で焼いてください」なんである。壁も柱も油煙でヌラヌラしとる。

しかしそこで、私は面白い光景に出会うのである。はす向かいのボックス席に座って、女のほうがテキパキ肉をならべている。向かい合って座る男の方は、サンチェに包んだ肉を、「心ここにあらず」ってな表情で口に運んでいる。
女の方は、藤山直美さんをも~っといじって、太らせて、塗ったくりまくった感じ、絵の具箱をひっくり返したような服、毛皮のショートコート、宝石と衣装の派手な姿で、焼き肉を焼くたびにいっぱい付けた金色のネックレスやブレスレットがジャラジャラ音を立てている。

2人は会話をしていなかった。 お皿に大盛りの肉や野菜を焼きつつ一方的に話し続ける女。
「せやから、アンタがあんとき言うてくれたらよかったんよ!」
「あんときに、あないに上手ぁくやってくれればえかったんや」
「あんた、これからいったいどないする気ぃ~?」

突然男は立ち上がり、口も聞かずに店の出口へむかう。
女は尻が重い分「いきなり立ち」が苦手であるし、バックやらコートやら忙しい。しかし、手使いは遅いが、口は速い。
「ちょとアンタ、なんで肉残すのんっ!?」
男の背中に大声を投げつけて、じゃらりじゃらりと音を立てて、自分の荷物ひっつかんで。
「ねえ、なんで肉残すのんッ!!」
彼女の走るにあわせてアクセサリーを鳴らしつつ、化けすぎた藤山直美さんのように派手な・太い・金色のジャランジャランが小走りに出て行った。

不思議な、夢のようなこの光景を、ところが私と差し向かいで座っていたドッコイ氏はまるで見てないし、聞いてもいないし、覚えてもいないというのだ。

ああ、あんなに残されたお肉の運命やいかに?

カップル?多分別れたでしょう。(あっさり)

役所探検、旅の心得2012年09月17日 14:26

以前書いたことかもしれないが、もう一度、これから役所へ行く友人のために書いておく。

私の友人の母が倒れ、「ほぼ脳死状態余命1ヶ月」の宣告を受けたのは、もう15年くらい前のことになるか。
母ひとり娘ひとりの暮らしで、貧乏で、手元に10万円くらいしかなかった。
親戚というものもなく、友人たちで彼女を支えるしかなかった。私たちはまだ30代前半だった。

役所方面が私の担当となり、横浜の区役所を訪ねた。
当時東京には(今は石原バカが取りやめにしたかもしれんが)「都民葬」というのがあり、極貧の世帯には簡単な葬儀台貸し出しと、現金10万円が支給された。
また、私の住んでいる市にも同じような制度があった。
で3時過ぎに区役所へ行って総合受付で50代くらいの総合受け付けのおばさんに
「あの、都民葬…」
と言いかけたら、いきなりおばさん立ちあがって、頭の上で腕ばってんのゼスチャー。口もきかずそれである。
怒る心をぐむっと押さえて
「どうしたらいいでしょうか」
と訊ねたら、こんだ「市長への意見箱」を指さしやがった。こっちは今、死と向いあってんだよ!
しかし、ここで非礼なおばさんをぶん殴ると警察沙汰になってしまうので、広い区役所、「社会」とか「福祉」とか看板がぶら下がっているところ全部総あたりした。
最後の最後に、ひとりのおじさんが、やっと人間語をしゃべった。
「ここにはないけれど、歩いて5分くらいの分庁舎に応対できる窓口があります。いまもう4時50分だから、こちらから電話をかけておくから急いで行ってください。」
ほれみろあったじゃないか、あんなトンマを総合受け付けに置くなよな!
と怒りつつ分所に小走りで行ったら、50もつれの優しそうな女性の職員さんが、
「お話は伺っております。大丈夫、無利子で26万円まで融資出来る制度があるのでご安心下さい。今はとにかくお母様を看病して差し上げて下さい。」
ほれみろー、ここにも人間語をしゃべられる職員がいるじゃないかー。
で、2時間の区役所探検は終わり、友人に連絡できたのであった。

お役所というのは、分りにくいモンである。口を利こうともしないゼスチャーおばさんがいたり、タライ回しにされてしまうことも多い。
でも、どこかにちゃんと「人間語」を解する職員もいるので、これからお役所に行く人は、とりあえず水分のペットボトルを忘れずに(何度も同じ話をするとのどが渇くので)探検の旅へレッツゴー!

レレレのおばさん2012年09月29日 11:40

お〜でか〜けで〜すか〜♪
ちょっとそ〜こま〜で♪
レレレのレ〜♪ (このネタ大好きなのだけれど、今や「レレレのおじさん」はシルバー人材センターからおこしになったりするのである。)
ちょっと大阪まで、いってきまーす!