春の小指・夏の小指 ― 2012年06月13日 05:10
♪あなたがかんだ小指がいたい♪…と歌ったのは伊東ゆかりである。
♪あなたがかんだ小指はボクの♪…と歌ったのは嘉門達夫である。
とにかく小指なのだ。
3月の中頃、右手の小指の先端が痺れるようになった。
「暖かくなればそのうち治るでしょう。」
と放っておいたのがいけなかった、痺れは小指全体から手の平、薬指にまで広がってきた。
私は左脚にちょっとクセがあって、左手はいつも杖、大切なものはディパックに背負い、買い物荷物は右手に持つ。
たかが非力な指一本と侮るなかれ、小指があるとないとでは全然違うのである。無理をして右で荷物を持ち続けていたら、手首まで痛むようになった。
3ヶ月目にあわてて医者に行った。
形成外科の先生は指ではなく肩や首筋を観て、
「肘のレントゲンを撮って下さい。」
という。
何枚か角度を変えて撮って、待合室で待っていたら、割と早くに呼ばれて、
「肘の関節の神経が炎症を起こしているので1日おきにリハビリに来て下さい。それとビタミンBの錠剤を飲むように。」
とのこと、あれ?ビタミンBなら、強化牛乳を飲み、豚肉もたくさん(牛肉よりお安いからです、ハイ)食べているのになあ、と思ったらさにあらず、
「最近力仕事をしたでしょう。」
ええ、引っ越ししました、ありゃそのせいなのね。
人間「老」という言葉と最初に出会うのはたいてい「老眼」だが、50になった私は初めて
「年寄りの冷や水」
という言葉を思い知ったのであった。
「人生7掛け論」などという甘い言葉の裏に、「老い」はしっかり潜んでいるのである、嗚呼!
♪あなたがかんだ小指はボクの♪…と歌ったのは嘉門達夫である。
とにかく小指なのだ。
3月の中頃、右手の小指の先端が痺れるようになった。
「暖かくなればそのうち治るでしょう。」
と放っておいたのがいけなかった、痺れは小指全体から手の平、薬指にまで広がってきた。
私は左脚にちょっとクセがあって、左手はいつも杖、大切なものはディパックに背負い、買い物荷物は右手に持つ。
たかが非力な指一本と侮るなかれ、小指があるとないとでは全然違うのである。無理をして右で荷物を持ち続けていたら、手首まで痛むようになった。
3ヶ月目にあわてて医者に行った。
形成外科の先生は指ではなく肩や首筋を観て、
「肘のレントゲンを撮って下さい。」
という。
何枚か角度を変えて撮って、待合室で待っていたら、割と早くに呼ばれて、
「肘の関節の神経が炎症を起こしているので1日おきにリハビリに来て下さい。それとビタミンBの錠剤を飲むように。」
とのこと、あれ?ビタミンBなら、強化牛乳を飲み、豚肉もたくさん(牛肉よりお安いからです、ハイ)食べているのになあ、と思ったらさにあらず、
「最近力仕事をしたでしょう。」
ええ、引っ越ししました、ありゃそのせいなのね。
人間「老」という言葉と最初に出会うのはたいてい「老眼」だが、50になった私は初めて
「年寄りの冷や水」
という言葉を思い知ったのであった。
「人生7掛け論」などという甘い言葉の裏に、「老い」はしっかり潜んでいるのである、嗚呼!
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