ルドフスキー?ルドルフスキー? ― 2010年03月15日 14:24

ああ、パソコンのない1週間、「みっともない人体」(70年代の著だが、今でも売ってます)の作者が「バーナード・ルドフスキー」か「バーナード・ルドルフスキー」かで悩みまくり、検索できない悔しさに身をよじらせていたのであった。
本はね、ちゃんと持ってるの。
(名著だわ。)
ただ引っ越しのドサクサでどっかいっちゃっただけ。
離れてみてよく分かった。
私はパソコンによって「過去しか振り返れない」人間になってしまったのだ。
悪いアタマで過去から言質をとりたいのか。
未来は遠いぞ、でもすぐそこだ。
ルドフスキーの「みっともない人体」は、まさに現在を生きる人たちを描いているので、おひまでしたら図書館ででもお読み下さい。
女たちがなぜヒールの高い靴を履くのか、とってもよく分かります。
日本のお坊さんが夏に身につける「竹で編んだ衣」の写真見ると、欲しくなります。纏足(てんそく)のレントゲン写真、怖いです。「靴屋にとって理想の足指」の、中指の長い先のとんがったデッサンは、今まさに紳士トンガリ靴で流行しております。ありゃなんじゃ、先っぽになにか詰め物してるのかな。天下太平。
ああ、未来はサランラップ越しに、もうそこまで来ているのだが。
本はね、ちゃんと持ってるの。
(名著だわ。)
ただ引っ越しのドサクサでどっかいっちゃっただけ。
離れてみてよく分かった。
私はパソコンによって「過去しか振り返れない」人間になってしまったのだ。
悪いアタマで過去から言質をとりたいのか。
未来は遠いぞ、でもすぐそこだ。
ルドフスキーの「みっともない人体」は、まさに現在を生きる人たちを描いているので、おひまでしたら図書館ででもお読み下さい。
女たちがなぜヒールの高い靴を履くのか、とってもよく分かります。
日本のお坊さんが夏に身につける「竹で編んだ衣」の写真見ると、欲しくなります。纏足(てんそく)のレントゲン写真、怖いです。「靴屋にとって理想の足指」の、中指の長い先のとんがったデッサンは、今まさに紳士トンガリ靴で流行しております。ありゃなんじゃ、先っぽになにか詰め物してるのかな。天下太平。
ああ、未来はサランラップ越しに、もうそこまで来ているのだが。
「珍姓・奇名・夫婦別姓」 ― 2010年03月15日 23:07

数日前、与党国会議員間で「夫婦別姓問題(なつかしいね)」をどうするかの会議中、若手組は「すぐ!」年配組は「時間をおいて」、あーあ、昔まな板に乗ってうやむやになった問題、やっといまごろ復活かいな。
私が結婚したときは、ウチは兄貴が家出同然で事実上ひとりっ子、ドッコイ(夫)も小なりとはいえども本家のひとり息子で(ちょっと珍しい名字)、
「別姓でないのが残念だね」
と話し合った覚えがある。
少子化が進んで、このままだと珍しい名字は自然に淘汰されてしまう。
フランスではそのために「夫婦別姓アリ」に法律が変わった。約20万の名字を「国の文化」として残すためである。
名字・といえば、そのフランスで、50年代だったか60年代だったか、「トロニョン裁判」というのがあった。
子供のいないトロニョン夫妻が孤児院からフィリップ君という養子を迎えようとした。しかしお役所がこれにストップをかけたのである。
トロニョンというのはめずらしい名字であるが意味は「キャベツの芯」。
「トロニョンさんちの坊や」のことは「プチ・トロニョン」と呼ぶ。
しかしね、これ隠語で「ケ○の穴」という意味。
で、役所で受け付けてもらえなかった。
これは人権侵害だということで、フランス中の珍姓名奇名の人たちが名乗りをあげて養子縁組みを支持したのである。マスコミも動き、ズバリ「○○○」さんとか「○○○○」さんなんかもおり、結果この養子縁組は認可された。報道での呼び名は「○ツの穴」をさけて「プチ・フィリップ」になっていたという。
大阪の人は「お米券」とか「ジャイアント馬場」とかに反応するし、昔九州のおばあちゃんは「ボボ・ブラジル」というプロレスラーの名前を聞いて腰を抜かしたというし、金沢では駅前で「○○んぺ」とプリントしたTシャツを着ているとお巡りさんがとんで来るという話も聞いたし。
ところで私の小学校時代、「新妻(にいづま)さん」「先生(せんじょう)さん」という珍しい名字の友達がいたのだが、子供心に、女の子ふたりきりの「新妻家」の婿養子になる人は勇気あるなと思い、先生さんのお母さんは学校の先生で、ホントに「先生先生」で、のちに彼女も先生になって「先生先生」になったという。
あっぱれである。
私が結婚したときは、ウチは兄貴が家出同然で事実上ひとりっ子、ドッコイ(夫)も小なりとはいえども本家のひとり息子で(ちょっと珍しい名字)、
「別姓でないのが残念だね」
と話し合った覚えがある。
少子化が進んで、このままだと珍しい名字は自然に淘汰されてしまう。
フランスではそのために「夫婦別姓アリ」に法律が変わった。約20万の名字を「国の文化」として残すためである。
名字・といえば、そのフランスで、50年代だったか60年代だったか、「トロニョン裁判」というのがあった。
子供のいないトロニョン夫妻が孤児院からフィリップ君という養子を迎えようとした。しかしお役所がこれにストップをかけたのである。
トロニョンというのはめずらしい名字であるが意味は「キャベツの芯」。
「トロニョンさんちの坊や」のことは「プチ・トロニョン」と呼ぶ。
しかしね、これ隠語で「ケ○の穴」という意味。
で、役所で受け付けてもらえなかった。
これは人権侵害だということで、フランス中の珍姓名奇名の人たちが名乗りをあげて養子縁組みを支持したのである。マスコミも動き、ズバリ「○○○」さんとか「○○○○」さんなんかもおり、結果この養子縁組は認可された。報道での呼び名は「○ツの穴」をさけて「プチ・フィリップ」になっていたという。
大阪の人は「お米券」とか「ジャイアント馬場」とかに反応するし、昔九州のおばあちゃんは「ボボ・ブラジル」というプロレスラーの名前を聞いて腰を抜かしたというし、金沢では駅前で「○○んぺ」とプリントしたTシャツを着ているとお巡りさんがとんで来るという話も聞いたし。
ところで私の小学校時代、「新妻(にいづま)さん」「先生(せんじょう)さん」という珍しい名字の友達がいたのだが、子供心に、女の子ふたりきりの「新妻家」の婿養子になる人は勇気あるなと思い、先生さんのお母さんは学校の先生で、ホントに「先生先生」で、のちに彼女も先生になって「先生先生」になったという。
あっぱれである。
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