子供用手縫いマスクを3枚いただいたので…2020年05月05日 10:41

人生のだいぶん先輩である方から、
「子供用手縫いマスク3枚」
をいただいた。
どうやら先方は私が「子供持ち」だと勘違いなさっている様子。それに、年齢もだいぶ若く思われているらしい。
「いえ、実は授からなかったんですよ」
などととお返事差し上げるのもいかがかと思い、ありがたく頂戴した。

女の子用の、ピンクやロゼのマスクである。
小学校低学年とはいえ、「男の子」のお家へ回すのもいかがかと思われる。

小学校低学年のお嬢さんを持つ友人に、当たりをつけた。
電話をしたら快くもらってくれるとのこと。
いろいろ話を聞いた。

彼女は「親子限られた生活空間で、より正確な情報を得るにはどうしたら良いか」悩んでいた。

とにかくネットニュースはフェイクが多く、当てにならないのだという。そりゃそうだろう。フェイクや、「提灯持ち」ニュースはざらにある。
なるべくフラットな情報を手に入れたい、という。
コロナで「こもった日々」を送る中、上質なニュースを取り入れるのもひと苦労である。

彼女の住む町では、特定の「子供が喜ぶ食材」が入手困難であるとのこと。
ネットでは値段をつり上げる「転売ヤー」によって高額で取引されているそうだ。
地域の流通に健全・公平性を保つのが、今一番の問題だというのに…

「娘と一緒にベランダ園芸やってます」
とのことだったので、「サラダ野菜7種混合」と「二十日大根3種混合」の種も、余分があったのでマスクといっしょに送る。芽が出た時点から間引いて食べられるもの。

その後街道筋のドラッグストアに行ったら、なるほど彼女が言っていた食材の棚は空っぽであった。
ネットに暗躍する「転売ヤー」よ、賞味期限切れの在庫大量に埋もれて破産してしまうがいい、愚か者めが!

おひさしぶりです「ステーキさま」!2020年04月30日 23:23

何年?ううん、たぶん十何年かぶりにステーキを食べた。
美味しかった。

給料日後、ふたりで買い物に出かけ、スーパーの肉売り場で
「ウルグアイ産ステーキ肉」(安い!)
を発見。
「そういえばステーキ久しく食べてないね」
「2枚買おうか…安いし」
「うん、見た限りイイ肉だ(ドッコイ氏はかつてオックステールスープが得意料理だったというくらいお肉の目利き)買おうよ」

で、お安いステーキ肉を買ってきて、まだ若いので冷蔵庫で寝かせて、やっと昨晩、焼いて食べた。

つけあわせは新じゃがの粉ふきいもとニンジンとサヤエンドウ。
パキスタンのピンク岩塩と、ブラックペッパーを振り、しばらく置いて、ジュウッ!
皿に取り分けて、フライパンに残った肉汁に、バター・赤ワイン・醤油を加えて煮詰めて作ったソースかけて出来上がり。

熱々。しかも肉は値段から思ったほど固くなく、美味しかった。
ふだん「牛」は「合い挽き肉」でしかご縁のナイ我が家である。(鶏肉と豚肉とお魚がメインです)
ありがたや・ありがたや…

次にお目にかかれるのは、さて、いつかな~(笑)

ベランダ太平記・3「枇杷の木は残った」2020年04月29日 01:50

(「樅の木は残った」作者・山本周五郎先生に捧ぐ)

(続き)
さて、問題は枇杷である。
これはどんどん大きく伸び、茂る。
しかし、ドッコイ氏は枇杷の木を知らぬ信州育ち。
枇杷の名産は千葉、信州の名産はリンゴと杏と胡桃。
枇杷の実を買って食べた氏は
「コロンと大きくて可愛い種だなあ…」
と、そのままベランダへ出て、たまたま空いたプランターに指を突っ込んで穴を作り、種を入れて上から土をかけ、水をやった。
だけ。

そこが枇杷の思うつぼ!
知人のおうちに大きな枇杷の木があった。
「大きいですねー」
と言ったら
「ああ、それ5歳の時、私が縁側で食べて庭に種ペッとやったの。芽吹いちゃって伸び放題よ」
枇杷は侮れない。

しかし、ドッコイ氏が種を埋めたプランターは
「一年草の花を咲かせるための、浅い円盃形」
そこに、グングン伸びる枇杷、である。
2本の、高さ30㎝にもなった枇杷は、葉が大きく、風が吹くたびぐらつくので、根が土から持ち上がり、「不自然な自然の造形」となっている。
傾きまくっているのだ。

力士が四股踏んで片足持ち上げかけた、そう、あの姿勢。
図体はデカいが根が半分土の上に出て、風が吹くたび鉢の土がかき混ぜられて、鉢が載っているのがエアコンの室外機の上だったもので「土埃の嵐」、洗濯ものの天敵である。

「枇杷はあきらめましょう…」
私は鉢を風よけの日陰に移し、水やりを止めた。
自然に枯らせる作戦である。
それにドッコイ氏が異を唱えた。

「枇杷を枯らせないで」
「あのね、枇杷は地面に生える木なの。枇杷の盆栽ってないでしょう?ベランダでは無理なの」
「でもボクが目覚めさせた命だ。かわいそうだ」

あらあら。
「責任取ります」
ってか。
末摘花を大御殿に引き取った光源氏のようだ。

しかーし。
私はこのドッコイ氏の高貴なところにも惚れてしまっておるのよ。
しょうがないなあ、もう!

「じゃあ、ベランダで生かす手立てを考えましょう」
3日考え抜いて、
「大きなガーデンセンターに、コロナで外出自粛ムードですが、すいていそうな時間に一緒に行きましょう。そこで買うものがありますが、私は杖で持てませんので、あなた担いで車に載せてください」

買いました、テラコッタの内幅24㎝・深さ24㎝の寸胴大鉢。それとゴロゴロした竹炭一袋。
買って帰ってふたりで作業。
といってもドッコイ氏はこんなの未体験だから、私が指導。

鉢の底穴にネットを引いてゴロ土と竹炭を水はけを良くするために8㎝。上に再生園芸土にゴロゴロ竹炭を混ぜたの。
腐葉土だと葉の部分が崩れて土が沈下してしまうのと、ゴロ竹に根が当たって、衝撃で分岐する「根張り」を計算したわけだ。

かなり深めに植え、土をかぶせ、枯れ始めた下葉を除く。
根元をしっかり、手のひらで土を押さえ、活性剤入りの水をたっぷり。これで風をよけてしばらく様子を見る。
先端の芽は、これから真っ直ぐ上に伸びられても困るので、こんもり仕立てるために剪定ばさみでカット。

ドッコイ氏は根元を手のひらで押さえるのも初めて、芽をカットする作業を何の意味があるのか分からず、不思議そうに見ている。
それを植物学的理論でとことん説明。
納得した様子。

で、1日終わり。

翌朝。朝ご飯の支度をしていたら、氏は
「いや、私はもう『観察者』ですよ…」
ちょっと待て、ドッコイ!

あれは「あなたの枇杷」なんです。
私は過去の園芸知識を生かしてお手伝いしただけ、あれはあなたの「命」なんです。
責任取ってください。

ベランダに枇杷の大鉢なんて、体力の無い私には手に負えんわ!

ああ、「みどりのゆび」の作者・モーリス・ドリュオン先生お願いです、ドッコイ氏に「みどりのゆび」をお授けください。
忌野清志郎がなぜ
「愛し合ってるかい?」
と死ぬまで叫び続けたのか。

枇杷もあなたを愛してるんですよ、あなたの命を愛しいと思っているんですよ、この種を超えた「相補性(コンプリメンタリー)」がなければ「園芸」は成立しない。

美しい鉢や苗に魅せられ、よいとこだけ取って、あとはメモワールとしてコンプリート箱に詰め込んでいては、植物の命の残骸の「カラ植木鉢」が増えてゆくだけなのだ。

「園芸」とは「愛し合うこと」なのだ。

ベランダ太平記・2「新領主による荒土開拓」2020年04月28日 01:04

(「園芸家12ヶ月」作者・カレル・チャペック先生に捧ぐ)

(続き)
堕天使ルシフェルが世界に降臨しようとしたそのとき、私には奇跡が訪れた。
大天使ガブリエルが乙女のもとに舞い降りて
「アヴェ・マリア」
と告げたようなものである。

じゃない。

新しい薬の処方が劇的に効いて、長い寝たきり生活から復活したのである。

これには驚いた。
三十代半ばで
「今すぐ入院しないと、あなたは死ぬかも知れない」
と医師に言われてから、公的支援を受けて薬飲んで、ずーっと曇りか雨か嵐か、晴れても夜だったのだ。(それでも介護して親5人看取って、仕事も出来るまでは続けたが)
それが朝目覚めたらパッと
「晴れときどき曇り」
になっていた。
薬が手放せないとはいえ。

まずは台所に立って、包丁握ったりコンロに火をつけてみたりした。
次に洗濯。最初は室内干し。
洗う量が増えたのでベランダに出たら。

あらまあ。

私、瀧廉太郎先生の気持ちが突然分かったんである。
そこは「荒城の月(昼間だけれど)」の世界であった。
写真で言えばパリのウージェーヌ・アッジェ。
「廃園」だったんである。
積んであるプランターと転がっている植木鉢の数々、エアコン室外機の上に大鉢ふたつ。
息をしているのは「いちご」と「ブラック・ベリー」
あと何か分からん枝が芽吹いているのと、緑の葉で棘があるの。そしてなぜか、今にも引っこ抜けそうな枇杷。

私の眠れる「みどりのゆび」がウズウズと疼きだした。

「さぁ、なんとかしなくちゃ!」
9歳児と7歳児と5歳児と3歳児抱えるお母さんがリビングでつぶやくセリフかもしれない。
私は腕まくりした。

そしてドッコイ氏に宣言した。
「今日からベランダは私の陣地です。」

芽吹いたものと緑のものには「目覚め肥」を少しと、土壌改良剤(新聞広告で取り寄せた)を少し加えた水をやった。
下葉の枯れたのと先芽の枯れてしまったのは取り除き、伸びすぎたものは剪定し、枝を誘導し、日差しに向けて鉢の位置を変えた。

こぼれ種で芽吹き、支柱も無いままうろうろと地を這い枯れてしまった朝顔は、水をやらず土を良く乾かしてから、根っこから引っこ抜いた。
土に根や枯れ茎を残してはならぬ。
枯れ葉と一緒にみんな「燃えるゴミ袋行き」。
土に混じってボロボロに劣化しているスーパーの袋(風よけにでも使ったか)も、養分・空気・水分の通りを悪くするので根気よくつまんで取り除いた。

ゴロ土は鉢底へ、細かい土は腐葉土と苦土石灰と竹炭とバーミキュライトを混ぜ合わせ、水をやって細菌の力で生き返らせた。

それを鉢やプランターに戻して、サラダ菜7種や細ネギ、大葉、葉大根などの種を蒔いた。
ベンジャミン、パキラ、パセリ、ローズマリー、スミレの苗を買ってきて、鉢に移した。
ミニバラとアイビーも買った。
まだ埋まらないプランターと鉢のために、二十日大根、にら、ルッコラ、バジルなどの種をそろえて、これはGW開け、もう少し温かくなってから蒔く予定。

で、芽吹いていたり緑だったりしたものの正体をドッコイ氏に聞いたら。
「リンゴ食べたんで種」「夏みかん食べたんで種」「枇杷食べたんで種」「桑の木の前通ったら剪定してたんで、落ちた枝拾ってきて挿した」
以上全部氏の食欲と関係のある物件であることが判明。
この鉢の大きさでは、リンゴや夏みかんが実ったら頭でっかちで確実にひっくり返る。
が、桑くらいだったら何とかなるか、野生の桑の実摘んでジャム作ったこともあるし、今や「マルベリー」とかいって、ちょっとしたブームだし、ま、いっか。

しかし枇杷は…いくら何でもねえ…

そこでドッコイ氏と私との間で一悶着あるのである。

(まだ続く)

ベランダ太平記・1「領主交代の日」2020年04月27日 07:00

(「台所太平記」作者・獅子文六先生に捧ぐ)

私は物心ついたときから団地生活。
しかし両親は文化的な人で、読書、レコード、料理は手作り、服もセーターも母の手縫い・手編み。
そしてベランダには植木鉢と(まだプラスチックの四角いプランターがない時代である)火鉢を「睡蓮池」にみたてた金魚たち…私は水やりを手伝ったり、きれいに咲いた花を眺めながらひなたぼっこしたり、夏の朝、咲いた朝顔の花の数を数えたり。
両親は後に、組み立て式のガラス温室で洋ランやサボテンまで育てていた。

私は大学で日本画を学んでいて、植物を描くのは基本中の基本、20才で同じ団地の5階に1人暮らしを始めると、ベランダにいろいろな野菜やハーブや花の種や球根、苗を買ってきては育てていた。(食べるためと写生のため)
養母の介護で横浜に引っ越すので全部手放したが。

そう、私は「みどりのゆび」の持ち主なのである。

比べて夫・ドッコイ氏は小学校でも朝顔などの「植物を育てる」という授業がなかった。
山深い信州、どの家の子も「知っててあたりまえ」(田植え休みがあった)なうえに、先輩の代で都会から来た先生が大失敗をやらかしているのである。

学校でひとり1鉢「へちま」の種をまき、育てた。夏休みに各家に持って帰って、庭におろして観察日記をつけるように…
さあ、夏休み初日「緊急連絡網」である。
「へちまは今すぐ引っこ抜いて、捨てなさい!」
各家で植えているきゅうりと交配して、貴重な夏野菜が「苦くなってしまう!」ということに、農家の親が気がついたのだ。

と、いうわけでドッコイ氏は
「植物栽培に関しては真っ白」
であった。

サラリーマン時代は海外出張族だったし、出張がなくても日本で朝星夜星、今の団地に引っ越して、会社を辞めて、失業保険で食いつないだり、公務員補助のアルバイトをしたり、それが4ヶ月ごとに1ヶ月強制的に休まされるので「日給5千円で無収入期が入る」ので辞めたり…(今は病院勤務で安定しているが)の間に、自分の時間がたっぷりあるとき、何もないベランダに降り立ち、ふと
「あ、何か植えてみよう」
と思い立った。
私は病気で、園芸どころではなかったので、氏にまかせていた。

氏はガーデンセンターに車で行って、大きな鉢・プランター・土・季節の種や苗などを買って来た。
園芸本は買わない、氏の知識はインターネット頼みである。
それで、朝顔や、野菜などを育て始めた…のだが。

残念ながら失敗続きである。
ベランダに洗濯機を置く時代が終わって、水道栓がない。
夏は過酷な環境である、枯らしてしまうのだ。
私はまだ「国産銅製じょうろ」を作る職人さんがひとり残っていたので、注文してプレゼントしたのだが、なんとなく持て余している様子。
「先口」も使いこなせないで、種まき用の目の詰まりやすい方のみ使用、大きな目の先は台所の引き出しで眠ったまま。

いろいろやったが、収穫は大鉢に植えた「いちご」が季節終わりまで1日数個、ドッコイ氏が
「はい奥さん」
と流し台に摘んだのを洗って置いておいてくれる、といったところであった。

しかし、今年2月、異変が起きた。

なんと私が「長い寝たきり生活」から復活したんである。

(長いので続く)

アレルギーとアマレット2020年04月22日 20:25

ご町内の内科がじつは「アレルギー・呼吸器」もやっていると知り、バスで途中下車して行ってきたのが1週間前。
コロナ騒動で誰も居ない待合室、すぐに先生とご対面。

で、一週間、血液検査の結果は…
はい、案の定「スギ・ヒノキ花粉、ハウスダスト、かび(私のスペースは北向き、カビとの戦いである)…」はともかくとして、「バナナ・ごまも要注意」って…あんなに気分悪くなる「キウイ」はOKなんである。よくわけが分からんが、少し体質が変わったのかな?

こどもの頃から「じんましんの嵐」だった。

思えばベランダに迷い込んできたセキセイインコを飼い始めてからで、私は「クチバシで指を噛まれると血が止まらない」のである。犬も猫もだめ。ウズラや熱帯魚を飼ったことはあるが、原則ペットは諦めている。

身につけるものも、昔粗悪製品が多かった「化繊」がダメで、母が縫ってくれた木綿の下着とブラウス、ウールのスカートと上着、手編みのセーターで身を固めていた。

郊外に越して少し良くなったが、中学から6年間は排気ガスモウモウの横浜中心部の女子校に越境通学で、ここの制服が「木綿とウール、以上!」という「戦前女学校スタイル」だったから救われたが、化繊だったら私はじんましんで中退していただろう。

大学は家から2駅の畑と森のど真ん中・田園地帯にあり、そこで私の皮膚は初めて深呼吸した。
化繊も質が良くなり、私はそれなりにオシャレを楽しめるようになった。ただ、肌着だけは絶対綿100%でなければダメ。かゆくなっちゃう。

学生時代から漫画の世界でお金を稼ぐことが出来るようになり、卒業後はいったん駅前で古書店員として働いたが1年8ヶ月で漫画の世界に戻った。
最初のウチはよかった。が器用さが災いして「化粧して表参道や代官山を闊歩して下さい」というビジュアルプランナーなんて仕事を請け負ったら、急に皮膚が苦しくなった。

職種を絞り、横浜の川の畔で「自分の仕事・結婚して夫との生活・55才年の離れた養母とそのパートナーの介護」という3本柱の生活になった時点で、化粧はダメ、肌も木綿とウールに逆戻りしていた。

それでも、安い外国製品は「綿100%」と表示してあっても「縫い糸」が化繊のことがあり、本当に困った。

若い頃のおしゃれ着をどんどん処分し、国産のグンゼの肌着はモノは良いがレースの縁取りがあり、インナーとしてしか着れぬ、困ったな、というときに、新聞広告でふと見つけたのが、繊維の長い柔らかくて張りのある「ベトナム綿」を現地の工場で仕立てている、良心価格のブランドである。
しかも、ボートネックや浅Vネックなんかもあり、色もいろいろ。

助かった。
ベトナム綿はボリュームと遮光性があり、外国製の中でも特に安い品のようなペラペラではないので、ここが女性にとっては大問題であるのだがが「乳首が透けて見えない」!

ベトナムはコロナウィルスの侵入防止に成功し、経済は制約されているものの、死者を出していない。
一時期操業を停止している工場も再開予定が立っており、現在在庫切れの製品もじきに入荷するという。

ほんの数ヶ月前まで世界は「生産の相互依存」状態にあった。
今、安定して供給できる国はどこか。

オーストラリアは森林資源に乏しいため、トイレットペーパーを自国生産できずパニックだという。

どの国が、どんな製品を安定して生産・世界提供出来るのか賢く冷静に見極めなければならない。
日本でも、アルコール消毒液は自国生産できても、プッシュ式のスプレーボトルが実は中国頼みでした、という事態である。

トランプは中国が嫌いだが、中国製品が輸入されなければアメリカの大手スーパーは棚がカラになってしまうということを自覚しているのか。

日本でも、中国とのパイプを「一本調子」でやってきた百均などでは、地方都市で棚がカラ、一時閉店などという現象が起き始めている。
国産品に強い百均、ベトナム・タイとのパイプが太い百均、中国とのパイプが一本ではなかった百均など、生き残りはさまざまである。

どの角度が自分にとって「安心・安全・快適」をもたらしてくれるか。
「世界の中の一消費者」である私たちは、漫然と買い漁るのでは無く、きちんと「見極め」なくてはならないのだ。

とりあえず私は、国内経済が「食品・生活」以外ストップしているイタリアから「アマレット(杏仁リキュール)」が日本に供給されている事実に感謝する。

アマレットは精神安定に良く効く、美味しい薬用酒である。
アイスコーヒーや紅茶、オレンジジュースに垂らすと気分が明るくなる。

イタリア・DISARONNO社の職人さんに乾杯!

真夜中に「からし高菜のバラ肉炒り煮」を作る2020年04月15日 02:12

ドッコイ氏は疲れて帰って、「鶏肉の赤味噌山椒焼き」と「じゃこ天と大根の炊いたん」を「ああ、美味い」といって食べて、コロンと眠ってしまった。
私は友人に手紙書き…
で、ふと気づくと真夜中、しまった、明日の朝ごはん…!

冷蔵庫を見る。
豚バラ肉のかたまり、ほどよく熟したのがある。
(鶏肉と違って、豚・牛は、少し寝かせると美味しくなる。もっとも牛には「合い挽き」以外「ランデヴー」の機会もナイが・笑)
かたまり肉の方がイイのである。
薄切りはどんどん乾いてゆく。
かたまりだと、傷んだところは削いで、好きな厚さ、大きさに切り分けて料れる。

「仟(せん)」というメーカーの「からかもん」という「ウコン塩で漬け込んだ高菜を油で炒め、唐辛子を加え…」た、美味いからし高菜が一袋、ふう、よかった、ヤレヤレ…

「からかもん」半袋に、薄切りにしてから細かく千切りにしたバラ肉同量。あらかじめ薄切りにした肉と違い、厚みにも細さにもバラつきがある分、味がランダムに浸みる。
日本酒と少しのごま油で炒め、日本酒、めんつゆで炒り煮にする。
ウチの「常備菜」である。熱いご飯に、チャーハンに、パスタに、卵焼きに、と化けてくれる。

なぜか「仟(せん)」でなければならない。
他メーカーのからし高菜を試したが、美味く出来なかった。
不思議なものだが、これも「相性」なのだろう。
「仟(せん)」を扱っているスーパーは今のところ一社。
チェーン店だが、ここが無くなったら、あとは通販で、高い送料を払わなければならない。
「コロナ騒動で潰れてなどくれるなよ…」
と念じながら、冷めた炒り煮をタッパに移す深夜2時である。

朝ご飯は…2020年04月02日 02:48

ラタトゥイユとコンビーフキャべジだー。
しかも白ワイン切らしてたので、
コンビーフキャべジは
「シェリー酒と日本酒のチャンポン」で蒸し上げました。
妙に香り高い一皿になっちゃった。
非常時なのかどうかはともかくとして
「非日常的日常」
ではあるな。
明日白ワイン買いに行こう。
外で呑まないで、とは言うけれど、
外に買いに行かないで、とは言ってないもんな。

消毒用アルコールがもう心許ないから
ポーランドの
「ズブロッカ・プロ」も買おう。52°
(呑んじゃわないように気をつけよう)

「准・戒厳令下の東京」初日の夜の過ごし方2020年03月29日 11:53

ものすごく高級なカシス・リキュールをなんと棚卸し処分「ボトル1600円」で手に入れてしまったので、小瓶のシャンパン買ってきて「キール・ロワイヤル」にして呑んでいたら、日付が日曜日になった。
昔「戒厳令の夜」という作品がヒットしたなー、なんて思い出しつつ…

ロンド橋落ちた!2020年03月25日 04:24

ありゃまー!
今トイレに行ったら
「突っ張り棚が落下」

当然のっているトイレットペーパーなども落下。
水の張った便器に墜落しなくてヨカッタ~…

ねじを右に回しても左に回しても伸縮せず。
寿命か…プラスチック製品だし。
プラスチックは確実に20年で劣化する素材。
何度の引っ越しにも耐えて30年もったからエライ。

それにしても…
今日夕方から浴室とシンクとエアコンのクリーニング。ふたり、入るのよね。

これはもう、仮眠を取るどころじゃなく
ひたすら寝室の片付けだ~
トホホ…

鼻歌は「ロンド橋落ちた~♪」で。

ああ、カンテツ…