長屋ならぬ「団地の花見」2024年03月27日 19:20

ウチからちょっとの団地内に「福島・三春の滝桜」の子孫が。
樹齢何歳なのかは知らないが、なかなか立派。
小高い丘の上、眼の前道路予定地で広々しているので「一本桜」としてすごく絵になる。
去年初めて見たが、スマホやカメラ構えた人で満員御礼。
しかし地元お年寄り衆はしっかり「お花見宴会」もしているそうで…(笑)

団地は街路樹・植え込みはじめ、一戸建て住宅街よりずっと樹木が多い。
桜も結構ある。
古い団地だとかなりの大木で、サッカーグラウンド脇の数本は、ベンチあり、根元の芝生にシート敷くも良しの「お花見特等席」。
リタイア組のおじいちゃんたちが缶ビールとお惣菜持ち寄って、毎年のんびりひなたぼっこ宴会してる♪

おじいちゃんの「昼飲みお花見」が終わると、下校途中の高校生がペットボトルにお菓子で「お花見お茶会」。
夜は会社帰りの人が「夜桜の通り抜け」。
朝が来ると「早朝ウォーキングみなさんのお花見」と、団地の花見は4交代制。

流行り言葉で言うと「コスパの良いお花見」ってことかしら?(笑)

インドは「危ない」そうです2023年05月22日 19:04

近くのインド料理屋、いつもデリバリーを頼むので配達のお兄さんと仲良くなった。
「今日は暑かったけれど、インドも暑いでしょう?」
と聞いたら
「インドでは『暑い』じゃなくて『危ない』ヨ」
ですと。うーん、なるほど…

ショウジョウバエさん、いらっしゃい♪2020年04月17日 03:10

今年最初のショウジョウバエ発見!
赤いお目々をルーペで確かめた。
オレンジの皮に付いてきたか。
まあ、ようこそ「いらっしゃいませ~♪」

今だから「百鬼夜行図」2020年04月13日 01:14

コロナ・コロナと鳴り止まない世だから
「京都・便利堂」の
「百鬼夜行図絵はがき8枚組」
(重要文化財・室町時代・大徳寺・蔵)
を取り寄せて、友人達に
「お元気ですか~?」している。

「棺の妖怪」なんて、コロナそのものだぜ。
(室町の人、予知夢でも見たんだろうか…)

コミケが中止になって、でもパンフ取り寄せた御仁に
「まんレポ4作、傑作でした」
なんて、したためているんである。
気の利いた文をいいタイミングでちょいと出すのは
「源氏」じゃないけど古典的日本文化よ。

星野源さんが「この際『著作権料』なんていりませんから」
と発表した「うちで踊ろう」は楽しい。

しかし安部よ
「日本で今一番くつろいでるどころじゃない人」が
なんで星野源さんの画像に合わせて
「豪邸で高級犬とふれあい、高級輸入食器でティーブレイク」してるんだ?

あんた、今、日本で一番クルクル働き続けなくちゃいけない立場でしょーが!

夕方の記者会見、4月7日でさえ、質問がまだあるのに
「この後のスケジュールの都合で…」
って退室、新聞の「首相動向」みると、あなた
「ご自宅にお帰り遊ばしてる」
じゃないの!
「ぼくちゃん、お坊ちゃまだから夜はおうち帰るの」
ってか?おいっ!(もはや半笑)

天然痘撲滅まで2000年かかった人類だが、
「科学の力で1年で薬を作り上げる」
という。すごいことである。

しかし、
「ウソをつくことがボクら『エライ政治屋さん』のお仕事」
とタカをくくっている安部や麻生には、つける薬がない。

昔の人は言いました。

「馬鹿は死んでも治らない」

と…

根三つ葉、新鮮!2020年04月06日 21:53

脚を見て貰っている整形外科の帰り、根三つ葉のベラボーに新鮮なのが手に入った。

しめしめ、根っこはよく洗ってキンピラ、茎から上はさっと湯がいて水に放って、絞って、ササミの裂いたのと、おしょうゆと味の素で「簡単一鉢」だー!

根三つ葉はここいらへんでは「年に3度会えたらラッキー!」な、旬の短い葉もの野菜。

養母たちの大好物だったな。

う〜ん、「大正の、食膳の味」…

「准・戒厳令下の東京」初日の夜の過ごし方2020年03月29日 11:53

ものすごく高級なカシス・リキュールをなんと棚卸し処分「ボトル1600円」で手に入れてしまったので、小瓶のシャンパン買ってきて「キール・ロワイヤル」にして呑んでいたら、日付が日曜日になった。
昔「戒厳令の夜」という作品がヒットしたなー、なんて思い出しつつ…

スミレの花咲くころ2020年03月20日 19:58

夕方信号待ちで出会った杖をついているおじいさんとデイパック背負っているおばあさん(夫婦)。
「今日は良い天気でしたね」と話しかけた。
おじいさんニッコリ、おばあさんが
「どうぞ、これ…」
なんと野生スミレの花束。
「私見つけるの得意なんですよ」
おじいさんのリハビリ散歩のついでに摘んできたか。

母宅へおみやげ。

あんまり小さいのでコーヒーカップに添えるミルク入れに生けた。

メガネ屋パニック&花屋夫婦げんか顛末記・下の巻2020年03月13日 14:48

 さて、夫婦げんかの仲裁に入った花屋だが。
室内犬は吠えまくるは、夫婦は言い争いが止まらないは、とんでもない状況に、ローズマリーとパセリのポット持って入ったのだが。夫が奥へ引っ込んで妻が売り場に出てきて、何を言い争っていたかというと「卒業式は決行になったから、後輩から先輩に送るサークルブーケ」の仕入れの件であった。
地下1階、水たっぷりの商売なんで寒い。
しかし妻はこうなったら話が止まらぬ。(基本、品揃えはとても良い・ただ置きっぱなしの缶入りキンチョウ蚊取り線香が水がかかったのかカビている)「正月には松が売れた、今の家には床の間がない、華道をやってる娘さんが消えてしまった…」と聞きながら、

ーあ、こんなところにミニサボテンがある、今度メガネ屋の受け取りに来たとき台所用に買おう!

などと思っていたら、花についてきた農家からのお客さんテントウムシが飛んできて
「あ!かわいい」
「夏にはどこからかオニヤンマが来るのよねー」
「それはステキ。ではまた来ますねー」
と退場。夫は集配、犬も鳴き止み一件落着。

以上 おしまい

メガネ屋パニック&花屋夫婦げんか顛末記・上の巻2020年03月12日 16:50

 さて、処方箋を書いて貰ったので、駅前のメガネ屋へ行った。
こことは長い付き合いで、こんなに空いたなかでも若い男女スタッフがいる。女性はおじいちゃん客の
「こんな時期だから、『ハズキルーペ』ひとつ、いや老眼鏡を作り直すか…」
のご相談。
若手男スタッフが「どうぞ、本日はどのような?」
背中のディパックから処方箋取り出すと彼の目が変わった。
はは~ん「㎝」とか「㎜」が「糎」「粍」表記だからビビってるな。
まあ実習で学んだでしょ?
あなたはあなたの仕事をおやんなさい。

 ドライブ用はいりません。今年免許更新だけど、もう車は運転しないわ。(杖ついてると呼び出されて、元ポリスマンのおじいちゃん達に「高齢ドライバーの当て逃げ事故に遭って左半身全部悪くなりました。障がい者申請はしていませんので『障がい者免許』ではありません」と最初から説明させられるのです。すごくうざったい!もうイイ!)
いつも通りのレンズで手元用2、出歩き1、サングラス1、以上。
でも今日はとりあえずは出歩き1,手元1。

「で、出来上がったのを目医者さんに持って行って、診て貰いますから」
「は…はい」
そこでダメが出たら即「無料作り直し」である。彼、顔が青い。

じゃ、レンズはそれでOK、フレーム見せてね。ついてきて説明してちょうだい。手元、ふぅむクラシカルスタイルの丸眼鏡にしましょう。これがいいかな…
「こちらは(ともっと高いの)」
「(鏡を見て)装飾がゴテゴテして下品だわ。いや」

次、出歩き用
「こちらなどが新素材でずり落ちにくく、よろしいかと」
あら、こんどは一番安いの出してきたよ。
「形はいいけどツルに遊び心がないわね。透かし模様の、ある?」
「はい、こちらとこちら…」
あ、これがいいわね、これでお願いします」
「はいかしこまりました。ではこちらへ、注文カルテを作成いたします」

で、カウンターへ戻る。

 彼も必死である。それまで検査測定器から自動プリントアウトされてきたのを手書きで「糎」「粍」の世界に突入、
「0.0000…あっ!0.000…くっ!」
育て、育てよ。
隣のおじいちゃんはただならぬ様子に怖じ気づいたか
「…また来る…よ」
と帰ってしまった。ああ、女性スタッフ、ノルマの妨害になっちゃったわね、ごめん、でもこれもこの企業の、この町の支店の「商売」だから。

必死になって書き写した処方箋と、レンズ・フレームの精算。
「お金あるわよ、今全額払うわ」
「ありがとうございます。もうすぐ『スプリングセール』のハガキが届くと思いますが、今回10%割引させていただきます」
「あら、うれしいわねえ、ありがとう」
気の利く若い子って、おばちゃん好きよ。

本当に自分用財布(我が家はそれぞれ「自分用」と「おウチ用」と別システム)の万札が全部サヨウナラして、雑居ビル3階から私は地上に降りた。

 さて、駅前の道はガラガラ…予備校と専門学校のエリアに入ると人がいるけれど、デパ地下の買い物もないし、どうしよう。ここは「旧警察署前通り」、花屋が建てた雑居ビル…花屋はもう閉じて…振り返る。開いていた。あ、ドッコイ氏に連れられて車で夜ばかり来るから、昼下がりに来るのは本当に久しぶりだから、やってるんだこの店地下1階。

階段に、あ、ローズマリーとパセリのポットがある。杖の反対は手ぶらだし、ちょうどいいや、買いましょう、とよいしょよいしょと階段を降りて自動ドアが開いたら…


ちょっと疲れたので「下の巻」に続く…

コロナの満月2020年03月11日 05:04

コロナコロナと大騒動で、夜一人歩きしている人影がまったくない。
なんだか不思議な光景である。

ま、治まりゃ
「あんときゃ、ああだったなぁ…」
で済むのであろうが。

いかんせんこの騒動、この狂乱。
市内ではトイレットペーパーもマスクもまったく手に入らぬ。
戦後のモノ不足もオイルショックも乗り越えたはずの爺婆が、開店前からドラッグストアやホームセンターの前に年金握りしめて集合し、買い漁ってしまうからである。困ったモンだ、まったくもう…

で、遅くまで営業しているスーパーに食料の買い出しに行った。
ここは、車で集まるところで街道筋から人々(みんなマスクしてる)が来て、黙々と食品を買っていく。レジで前のカップルがなんかモメてるなと思ったら、男が出したプリペイドが残高不足で、結局女が自分のクレジットカード引っ張り出して払う、という一幕であった。
大地震での停電などを考えると、やはり
「人間現金を持ち歩くのが健全」
だと思われる。

荷を積んで帰り道、しかし人っ子一人おらぬ。
寒い、雨である、ワイパーが動く音が聞こえる。

ふいっと上を見上げたら、高層マンションと戸建て住宅街の切れ目、

紺青の夜空に 煌々たる 満月

いや、首というものは回して見上げる機能がついている。
たまっていたコリがほぐれて、ふたりで
「月がとっても青いから」
遠回りせずまっすぐ家へ帰った。

たぶん年を取ってから、語る月夜。