勇気は自分で作るもの2011年05月08日 17:11

最近は「泣けた」「元気をもらった」というのが映画や本のホメ言葉なのか?
山岳映画のCMで、試写会で涙流している観客のアップ、アップ、アップに、(肖像権のモンダイはいいのだろうか)観る気すっかり萎えたわー!
心の中の岳の雪がチープな涙でどしゃ溶けじゃいっ!

何度も言うようだが私は
「元気をもらう」「勇気をもらう」「癒される」
と言う言葉を安直に使う今の日本のマスメディアを、「愚鈍」だと思う。
「元気づけられる」「勇気が湧いてくる」「癒しを得る」が日本語として正しい。
みんな「命」の主体たる「自分」の内側から湧き出ずるものであって、かけがえのない自分の人生の経験として蓄積してゆくものだと思うからだ。

そんな、「疲れたときにはグリコひと粒」みたいに、みんな安直にほいほいどん底まで疲れて、またすぐMAXになるもんか?

日々の感情は流れてゆくものだが、人生は築き上げてゆくものである。

山岳映画を観て泣いてもよろし。
「癒されました」「元気をもらいました」言うな。
「スッキリしました。」「サッパリしました。」「おもしろかったです」これでよろし。

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