パリジャンと卵2015年07月02日 22:43

「パリの空の下オムレツの匂いは流れる」(石井好子)を読んでいたら、
「パリジャンは迷信深く『卵は肝臓に悪い』と週に一個くらいしか食べない」
とあった。
フランス語の授業で習った「マロ・ウ・ド」(肝が痛い→背中が痛い)の意味が初めて分かった。
今は盛大に食べていると思うぞ(1963年初版だ!)。
それにしても萩尾望都の『エッグスタンド』は戦時下のパリを舞台にした名作。

宮崎駿と私2015年07月06日 21:17

アニメ「アルプスの少女ハイジ」観て、「未来少年コナン」まで観ちゃった。
この頃の宮崎駿は好きさ。
「ナウシカ・ショック」はやっぱり大学生の私の所にもやってきた。
入れ替え無しの映画館で7回観た。
3回はシナリオ、4回は映画技法を覚えるため。
そして思った事「矛盾だらけだな、この物語」。
やっぱり漫画版の前編だけを切り取ったところに無理があった。

またやっちゃった!2015年07月06日 22:44

まさかと思うけどこんなことってあるんだな。
効き指の人差し指を、寝ている間に、先に起きた夫に踏まれた。
非常に痛い。
私の寝相が悪いのか、夫の体重が悪いのか、とにかくここ傷めるのは刃物、交通事故についで三度目だ。
まさに鬼門。

ハイジ・22015年07月08日 18:45

「アルプスの少女ハイジ」を全巻観終えた。
あーすっきりした。

実はこれは閉鎖病棟に入院していたときに、朝食のあと、知恵遅れのKくんと仲良く並んで再放送を観ていたもの。
Kくんには、リストカット常習犯で長期入院ののKちゃんという恋人がいて、あんまり仲良すぎるもんだから、途中で引き裂かれて老人病棟に移されちゃったんだ。
閉鎖病棟にコンドームはないからね。というか、セックスは、禁止だからね。
監視のため、ドアもカーテンもない(首つり防止のため)、通路一つ隔てて男病室と女病室に分けられているだけの、スリリングな空間(ただし巡回はしょっちゅうある)。
Kくんは、もう、見た目で、しぐさで、知恵遅れと分かる青年だったが、善良な人だった。
入院してしばらくしたら挨拶に来て、
「こ、こんな、い、いい新聞があるんだけれど読む…?」
と聖教新聞の切れっ端をくれた。
なにしろホールに読売と報知1部ずつしかなくて回し読みだったので、活字に飢えていて、とにかく「新鮮な読み物」だった。
Kくんに誘われて、毎朝テレビの前に陣取り、最後の食事者が終わると途中からハイジを観た。「食事中はテレビ禁止」の規則があって、いつも食べるのが遅いSさんが食べ終えるのを待って、スイッチを入れた。
私のハイジは、だから今回全編観直すまで、全部頭5分欠けていた。
途中から観だして、Kくんが老人病棟に移されるまで、ハイジは続いた。
私は早くに食べ終えるし、Sさんはくちゃくちゃ遅いし、いつの間にかワイドショーにチャンネルを合わせる者が出て、(チャンネルは先に見ている者優先という規則があった)だから私は、ハイジがフランクフルトにいる、「夢遊病騒ぎ」のあたりまでしか知らなかった。
今回全編通しで観て、
「ああ、こういう物語か」
と得心がいった。よかった、クララ立てて歩けて。

KくんとKちゃんはお熱かったけれど(いつも腰に手を回してふたりでいた)Kちゃんはイイトコのお嬢さん、サイドボードに差し入れの漫画本を1メートルも積み上げて(長期入院組)
「あ~、リタリンって飲んでみたいなあ~♪」
などと言って、おばちゃん(私)に
「こらっ!」
と怒られてきょとんとしている世間知らずの、ただリストカット癖のあるお嬢さんだった。口グセが
「(手首を)切りた~い、切りた~い」
で、それを唱えている限り退院の許可は出るはずもなく、Kくんの方が先に退院したと情報があった。
退院してKちゃんを待っているという彼の住まいは横浜の中心関内で、
「あら、いいところの坊ちゃんじゃないの」
という私は、同室者から
「でも3畳一間だって」
と教えられ、
(あ、施設入居者か、じゃ、この恋愛はちょっと無理だな)
と思うほどには、私は閉鎖病棟に馴染んでいた。

Kくんは仔ヤギのユキちゃんのファンだった。
施設の中ででも、Kちゃんを振り切れる、ユキちゃんのような恋人が出来ていたらいいなと思う。

ハイジを観て思い出したこと。

未来少年コナン2015年07月11日 23:14

ハイジの後続けて未来少年コナンを観た。
’78年NHK初のセルフアニメーション。
これがまあ、その後の宮崎パターン詰まりまくりで、
「少女は本能的に平和を知っている」
「少年は(ルパンも)そんな少女に協力せずにはおられない」
「空飛ぶ兵器が好き」
「顔がカニ缶型の三白眼の男は悪人」
とくにカニ缶男は、レプカ(コナン)カリオストロ伯爵(カリオストロ)ムスカ(ラピュタ)と、もう宮崎駿はこの男好きなんじゃいかってくらい、極悪で、卑劣で、ディテールが細かくて、最期が哀れ。
「トトロ」を発表するまで「宮崎一本槍」と言われたモンだ。
コナンは連続アニメだが評価が高く、ドッコイ氏は中近東に行ったとき
「未来少年アナン(向こうの言葉で太郎とか次郎とか)」を観ている。
それも独裁国で。
いいのか、インダストリアの革命のハナシだぞ。

日本語教師2015年07月15日 06:46

「海外の日本語学校」というのはおもしろいらしい。
私は元香港と現ベトナムに知り合いがいるのだが
「あ~課題落としまくってこりゃ浪人」
という子が日本のTVゲームだけは達者で
「先生、すまぬ。宿題を忘れてきてしもうたのじゃ。」
などといきなり古典語で話すらしい。
スリリングだね。

すーすーすーのいじわる!2015年07月16日 06:20

私!「す−すーすー」が仕えなせん。
なんていうの?スマートフォン?
もってはいるんですけれどねモノを読むために、。
ドッコイ氏を送り出して昼までで持ちません

ドッコイ氏に言わせると、てのひら、指先から微電流がでているそうで。


困ったもんだわいITはマイノリティーに厳しいわい…

BOOKOFF値段の不思議2015年07月16日 23:08

「軍靴のバルツァー」買い取り価格1冊5円。
「森有正エッセー集成」40円(Kindleが出る前はAmazonで1冊5千円もしたのに)
「二十四の瞳・デジタルリマスター」1400円Amazon価格5500円
一番分かんないのが「テルマエロマエⅡ」1600円。
Amazon価格はレンタル墜ち450円~
…ブックオフ、古本市場を破壊しておいて、何考えているのかワカラン。

しかし「森有正エッセー集成」をKindleで読む人の気持ちが分からない。
哲学書だぞ。分厚いの5冊組だぞ。
行きつ戻りつも出来ず、付箋も貼れないKindle。
これは知性と言えるのか?

森有正は2組持っていた1組を売ったモノ。
私は漫画家志望の女の子の伴走者を務めることになっていた。
漫画家には、宗教は必要なくても(基礎知識として知っておく必要はもちろんある)哲学は必要である。とっつきがよくてあたりの柔らかい森有正を準備して送ろうと思っていたのだが、彼女は「新しい原稿をみせる」という約束を守らなかった。
よって「見込み無し」として縁切り。取り寄せた本達はあえて「売却」。

う~ん、残念。

そう、血反吐吐いても間に合わせる…じゃなくて、3月末に原稿はもうできていたの!
単に5/13に約束しておきながらコピー送ってこなかっただけで、こんなやる気のない子の面倒みられない!
コンビニは徒歩2分、郵便局は徒歩5分なのに!
今の漫画家志望者の気持ちがわからないわ…

左手の人差し指2015年07月18日 00:39

ドッコイ氏に踏まれた効き指が自由に動かない。
う~ん、困った…

いきなり長野2015年07月20日 02:58

昨夜10時半頃たりらりら~んとしていたら
ドッコイ氏が急に「これから長野に行く」という。
聞けばお義母さんの特別養護老人ホームの順番が回ってきたので下見に行く、と。
同行しないわけには行かないでしょう、あわてて準備して
11時半に出て、今、真夜中の3時5分前に着いた。
あせったぜ、そういうことは前もって言うように。
さて、明日の午前中は老人ホームだ。