カンボジアの「田毎の月」2010年07月06日 00:50

母校の恩師が創立以来初の男性校長(それまではずっとシスター)を退任後、ご夫婦でカンボジアに移り住んで児童ボランティアをやっている。

で、同窓会でだれかがポツッと
「支援コンサートは出来ないかしら?」
と言ったのが、半年であれよあれよという間に実現して、おととい横浜のあるホールへ行ってきました。集まったのは250人くらいかな。
しかし、クラシックもあったけど、ほとんどがシャンソン、歌手7人というのはどうよ。(なんかシャンソン含有率高い学校だと思うわたし。)

同級生でピアニストになった子がいて、(48才で「子」もないが、卒業時点で時が止まっているから、やっぱり「子」で、名前はアダ名なんである)が、「田毎(たごと)の月」という曲を弾いた。
これは最終学年が体育祭で、運動着ではなく制服で踊るものすごく難しいダンスに使われている曲で、上は80,90から下は来年3月卒業生まで、ずーっと続いている伝統なので、拍手の嵐であった。
(まるで吉田秋生さんの「桜の園」みたいだわ。)

「田毎の月」というのは、棚田ひとつひとつに映る月のことである。
カンボジアもお米の国だけれど、きっと沢山「田毎の月」があるんだろうな。
U先生、お体にお気をつけて。カンボジアの子供たちによろしく。