「伊藤髟耳(ほうじ)展」を観に秋田へ2010年05月10日 22:28

車で行って参りました、秋田県は「武家屋敷街並み保存」で有名な角館(かくのだて)。
サクッと書きましたが、南関東の我が家から本州北部縦断です。
夜中の2時に出て、高速に乗って一路北上、パーキングエリアで休み休み、着いたのは午後2時でした。
(こーゆー冒険は2〜30代にやるべきものを、ウチは40代後半で無茶をする。)

いや〜、行ってよかった!
伊藤髟耳さんはもの心つかない頃から春と秋に親に手を引かれて院展(日本美術院展)通いしていた私にとっては、故・林功さんと共にものすごく好きな若手で、同人(古い読み方だと「どうにん」・幹部クラスのこと)になられたときにはバンバンザイだったのでした。
世襲だ派閥だって言ったって、実力のある人はスゴイ。
私にとって、かつて一番印象深かった「寧日」がドンと展示されていて、嬉しかったです。

「日本画」は、一般には「掛け軸や屏風の絵」というイメージが強すぎますが、伊藤さんは可愛らしい七福神描いたりまねき猫描いたり、とても楽しく、のびのび遊んでいます。
あんなふうに、筆が自在に踊るといいなぁ。
木々の緑を画板にちりばめて、それがまるでデザインのように、気品のある大作に仕上がっています。いいな。
うつくしいのって、いいな。
近年の伊藤さんは、ものすごい画力に裏打ちされて、だんだん「ひらがな化」していっているのです。これはすごい。

で、桜を愛でつつ武家屋敷巡りをしている大勢の観光客のみなさまとはさよならして、大曲のビジネスホテルで一泊。
帰路は日本海側コース。
ドッコイの誕生日だったので、「道の駅」の食堂で「海の幸フルコース」でお祝いしました。
いやもう頭のてっぺんからつま先まで魚貝類でぱんぱかぱん(笑)。
ひとり2人前はあったな、あのメニューは。
で、新潟のあたりから本州斜めに突っ切って、途中で母の家に「仙台名物あぶら麩」を届けて(こんな母の日ってアリか?・笑)10時帰宅。

で、ドライブ中のBGMは、サクラ大戦1・2と、バッキー白片とアロハハワイアンズと、「サービス・エリアから愛をこめて:ハンドル稼業歌街道」(笑)。
なんでこんなの見つけちゃうんだろ、私。

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