ホロホロ鳥はあなどれない!2015年06月23日 15:55

北イタリアに住む友人が「ファラオーナ」という鳥の肉を食べたという。
映像のアドレスもっ載っていて、クリックしたらあれ?あの尻、段だら模様の胴体は…「ホロホロ鳥」だ~!
ハイティーンの頃、友人の別荘(伊豆高原)に招かれて、近所ののどか~なサボテン公園に行ったら放し飼いになってわらわらいた。おっとりホテホテと歩き、大きなお尻、発達した太もも、みるからに美味しそうである。
友人の別荘はとても広く本格的で、バルコニーでバーベキューというのも悪くない。
「いっちょ晩メシ賭けますか」
ふたりはハンターと化した。
ホテホテしたホロホロ鳥(サボテンとホロホロ鳥メインの公園だった)があんなにたくさんいるんですもの、1羽くらい…1羽くらい…1羽くらい~…捕まらない。ゼエハア…
ホテホテはしているがSの字蛇行して走り、本格的にアブナイとなるとサボテンの大樹の群れの根本に逃げ込んでしまう。
オシリの割りに小さな頭で、しかし敵も考えているのだ。
というか、その公園、訪れた子供たちはチクチクのサボテンに見とれるよりも、動くホロホロ鳥を追い回しており、慣れているのだ。
乾いたサボテン野原で走り回り、疲れ切って、私たちはジュースを飲んだ。
公園側の「読み」なのかもしれない。乾燥したサボテン野原をただゆったりと散策するより、おとりがあるとジュース代が儲かる、と。

しかし情報によると、野性はモロッコ中心、養殖して食用にしているのは日本と北イタリアぐらいらしい。う~む、珍味を食べ損ねた。

さてこの「ホロホロ鳥」映画「愛染かつら」(昭和13年)の「旅の夜風」という懐メロ(花も嵐も踏み越えて〜♪というアレです)に「泣いてくれるなほろほろ鳥よ、月の比叡をひとりゆく」という歌詞があり…
戦前比叡山で飼ってたんだろうか、ホロホロ鳥!
はっきり言ってお坊さんの悟りを妨げるけたたましい鳴き声!(ネットで調べた)
怒った僧兵が押し寄せるぞ。
西条八十!責任とって!(笑)