遭遇2012年12月03日 01:57

中央道の笹子トンネルで、天井崩落事故が起きた。
まだ中にたどり着けない所もあるようで、すでに死者も発見されており、詳細は分からないが大事故であることには間違いない。
笹子トンネルは夫ドッコイ氏の帰省の度に通るルートである。
このところ実家の改築のために週末通っており、今週はたまたまこちらが風邪気味で帰らなかった。
これが、土曜に行って疲れて一泊してから、東南アジア出張が控えているので休日出勤で日曜早出となると、事故の時間帯とピッタリ重なっていたことになる。
しょっちゅう通る道だけに、ゾッとした。
亡くなった方には申し訳ないが、死者のリストに載らなくて良かったなあ、というのがホンネである。
だいたいドッコイ氏は「湾岸戦争」にも「イラク戦争」にも遭遇しているのである。
これ以上の災難は「もう結構!」と思ったら、うどん屋の駐車石に躓いて、右肩脱臼骨折、あちこち金具で固めたサイボーグさんである。
彼だったら、ジャンボ宝くじ買ってもそれまでの不遇の分、当たるかもしれない。
は、ともかく。

管理定期点検から間もないという事故である。
人災にも天災にも「絶対」はない。
見よ、「安全クリーンな原子力」の裏の顔がさらけだされたらどうなるか、私たちは広島・長崎、そして、もんじゅ・東海村、ついに福島でも、体験したではないか。
人類は文明の進歩をその「利便性」に求めてきたが、そちらが先行して大切な「保安性」は後回しだ。
皮肉なことに「平和賞」を持つ「ノーベル賞」も、ダイナマイトの発明者アルフレッド・ノーベルさんが大金持ちになってできた基金である。
ドッコイ氏がその時その場所にいなかったことに安堵するとともに、いろいろ考えちゃう、おばさんであった。

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