大震災から二百日目2011年09月28日 13:36

行方不明者はまだ二千百人近く。
沿岸で発見されるケースが増えているので、今日警察が海岸線を大捜索しているニュースが。
「もう二百日も経ってしまった」と言う気持ちと「まだ二百日しか経っていない」という気持ちが複雑に混じり合う。
この二百日の間にも東北・北関東を中心として中・小規模の地震はたびたびあった。
割と揺れには敏感なタチで、震度1でも「あ、揺れてる」と分る。

この間日赤に寄せられた義援金は29千億円近く、赤い羽根共同募金会が37百億円近く。ボランティア支援金も30億円近く。
先日日赤の義援金受付が来年の3月31日まで延びた、と書いたが、共同募金もいっしょに延びた。
共同募金のボランティア支援は目標が一応30億円なのだそうだが、これはこれからまだまだ必要になると思う。
国の復興規模は兆単位の問題なので、私たちに出来ることは決して大きくはない。

しかし、「ちょっとしてみようか」「しよう」「たとえ少額でもしなければならない」という心が、私たち日本人の心の支えとなる国民性なのだと思う。
立ち寄ったコンビニの募金箱に1円玉2枚でもいい。
「過ぎたこと」にしないで、「もう感心ないこと」にしないで、粘り腰で支援を続けてゆきたい。

ちょっと「天声人語」じみてたかな(笑)。

もったいないのマータイさん2011年09月29日 07:02

ワンガリ・マータイさんが亡くなった。
といっても、どこの誰やら、何をした人なのかやら、これを読んでいる人の8割はご存じあるまい。
実は私も今朝のニュースで、「マータイさん、ケニアで国葬」を見て知った。
しかし、調べてみると、これがとんでもない人なんである。

彼女は環境保護活動家、アフリカ大陸の砂漠化を防ごうと全土で植林活動と民主化に貢献し、2004年、環境分野の活動家としては初めて、ノーベル平和賞を受賞した。
アフリカ人女性としても受賞は史上初である。国連平和大使でもあった。
(以上Wikipedia調べ)

独裁的な前政権下では何度も投獄されている。
アフリカ女性の地位向上の運動も展開した、という、すごい人である。
ユニークなのは日本の「もったいない」という言葉を知り、アフリカで「MOTTAINAI」キャンペーンを展開したことである。

国葬では、「もったいない」ので木の棺は使わないという。
最期まで、画期的な人であったのだな、と思った。

71歳という早すぎる死が、もったいない。

引っ越し決まりました2011年09月30日 10:11

養母から相続した土地が、横浜市の「ご町内全体の測量ミス」が分ってもめにもめて、その間にドッコイ氏は4千万の建築ローンを払えない歳になってしまい(頑張れば払えない事もないが、保険だ退職金だ老後の暮らしだでさあ大変!)、ついに地元の、81歳になった母の住まいのそばで物件を探し、分譲団地に引っ越すことにしました。
昨日物件が決定。
古いから安い。でも完全リフォーム済みで、台所の流し台も風呂場も新品、最新型インターフォン付き、しかし、一番気に入ったのは「押し入れがナイこと」。
ナンジャそりゃあ!
私もドッコイ氏も押し入れ使いがそれはもうヘタで、中空っぽ、その前に積上げダンボールがドーンという生活。
で、収納は作り付けの浅い天袋と、広い部屋の一角をカーテンで仕切って、「見えなきゃいいのよ、見えなきゃ!作戦」でいこうということにあいなりまして。

物件は「ペット可」も見たのですが、不便な場所で狭いので却下。金魚と小鳥の生活か、こっそり飼うか。(良い子はマネしちゃイケマセン・笑)
奇蹟的に一階(本来高齢者世帯優先)で足の悪い私には楽だし、階下の住人に音を気にする必要もないし。
地盤が市で一番堅固な場所だし。
私たちがこの世を去る頃ちょうど「オシャカ」になるであろう中古住まいを選びました。

「オシャカ」と言えば隣はお寺で、その横に中学・高校あり。
養母の家は隣が森という意味では好条件だったのですが、いっそ昼間賑やかで夜静かでいいじゃないか!と。

今現在のバス停徒歩3分、バスは朝5分おきで早朝なら駅まで10分、コンビニ徒歩5分、かかりつけ医院徒歩7分には負けますが、今の住まいは段差だらけで間取りがヘンテコリンで、住みづらい!

帯状疱疹と座骨神経痛を抱えた母の住まいから早足で5分。
長野の義母は、こちらに家を建てても移り住む意志はないと、はっきり宣言してますし、ならばドッコイ氏が海外出張の時にも電車1本乗り継いで急行停車駅から徒歩5分の実家は、横浜に越すよりもむしろ近くて、何かあったとき即、駆けつけられるじゃないか、と。

いろいろあって、足かけ7年もめた「家建てる計画」はボツになりました。
その間払った税金、そっちの測量ミスなんだから返してくれ、横浜市。
175万円の工面にどれだけ苦心したことか!で、年内引っ越しが無理なら〆て200万円だぜぃ!(涙でちゃうよ、このカラ払い!)
と、最後はグチで締めくくり(笑)。

もうすぐ新しい生活が始まります。