男は、チャーミング!2016年03月16日 20:46

22年ぶりに大恩人とデート。

彼は80才になったそうで、そうよ私もとっくに50過ぎたんだわ。
(あんまり聞かれないから忘れてた)

22年、ちっとも変わらずダンディーで、服のサイズも変わってなくて、
「男は太るもの」(ドッコイ氏はLからXLになったし、亡き父ちゃんも三宅島での農業を噴火避難待機の間中に
「ほ~ら、おなかポンポコよ~」
とおどけてはマジメな娘を怒らせるくらい太った。
(島に戻って農業再開したらやせたし、最後は脳挫傷で寝たきりで、細いすねだったけれど・・・かじれやしない・笑)

しかし目の前で笑っている「旦那」は、いなせな男(ひと)なんである。
いろいろなこと話した。
久しぶりに「喫茶店のコーヒー」(カフェにあらず)を味わった。
思い出は尽きない。

お土産もくれた。
こういうとこはずさない、江戸前である。

でもね、嬉しかったのは「ビスコ」。

ポケットがさがさやっていて、
「あ、本屋に寄ったらくじやっていてくれた」
と、小さなビスコの包みをポンッとくれたの。
「非常食にします」って笑って受け取ったけれど、ホント、ジャケットの胸ポケットにしまったままよ。

きっと近いうち、寒い中央道のパーキングエリアで食べるんだわ。
長野のお義母さんいまガンで今月いっぱいの命だから、孝行息子のドッコイ氏と、行ったり来たりよ。
ふたりで1枚ずつ食べよう。

ビスコ、嬉しいな。

ひょいっと、くれた。

ドッコイ氏が生きるか死ぬかの戦場になった出張地から
ひょいっと帰ってきて白い歯見せて笑った、あの感覚。

ああ、私はいま宝物をもらったんだわ。

チャーミングな、未来への滋養。

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