いまごろ「紅白」観て考える2015年01月17日 00:24

…で、便秘が治ってゆとりが出たので、いきなり昨年の紅白を観直していたのだが。
あら、みゆき姉、「歌詞とちる」どころか「早変わり」なんて大技(彼女にとっては「大技」だ)してたのね。
美輪明宏さんはもう「唄う『妖精のお爺さん』になっちゃって」て、こりゃ手出し無用だな、あ、AKBこんなに後で唄ってたの?え、福山くん2曲?と…
改めていろいろ「ほうほう、ふむふむ」だったのだが、不思議なのはなぜ「アナと雪の女王」が2度歌われているのか。
あれは、妹はノンケだが、お姉さんは妹ラブラブの超能力レズビアンだと思うぞ…と。
雪村の男衆も日本語訳では「みんな」だが英語では「My Family」で、どう考えてもゲイの村だしなぁ…大晦日過ぎて、改めて、煩悩。

今年ティファニーはエンゲージリングの広告を「ゲイカップル」にするし、日本では突然「百合ブーム」でユリイカまで「百合特集」組んじゃうし、美輪さんはとっくに市民権得ているし、「アナ雪」はヒットするし、ここ数年で性に関する状況は外見上ずいぶん変った。
外見上はね。
いざとなると出てくる。
恩師・若桑みどり先生について日記を書いたのが1/13、で友人より「千野香織」さんの名があがり、びっくり!
美術史にジェンダー、フェミニズムを取り入れた第一人者である。
景気が、政情が悪くなるとあがってくるのが
「性差別・性的少数者嫌悪(ヘイト)」
で、私は両性愛者だが、結婚に至った異性愛者の夫はものすごく懐の深い人だと、今でも思う。

などと、「紅白」観直しながら考えていたのだが、音楽業界にセクシャルマイノリティーが多いのは確か。
昔の私の恋人(女性)もプロ・ミュージシャンだったし。
そういえば「ジャニーズ問題」はどうなったんだろう?(今さらですが・笑)
今、紅白のマイノリティー、率はどれくらいかしら。

で、若桑みどり「お姫様とジェンダー(アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門)」(ちくま新書)は、読みやすくて、おもしろい。
名作ディズニー映画がスッパスッパ斬られまくり。
書店でも(680円+税)図書館でもお気軽に。


このエッセイは「UFO文學14年度冬季号」に掲載しますので、引用・盗作を固く禁じます。
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