節分豆まき恵方巻き2012年02月03日 22:16

「恵方巻き」は、ついにデパートの特設コーナーにまで進出している東京の冬である。
最初はコンビニと老舗の茶巾寿司専門店だけだったのだがなあ。
しかし今年も我が家は手巻き寿司(ネギトロ)で済ませて、今年の恵方も『父の骨壺と差し向かいで黙って食せ』なので、いつもとかわらず席についておしゃべりしながら食べた。
あっているのは「海苔巻き寿司」だという点くらいである。
恵方巻きについてはチャキチャキの浪花っ子の島村洋子先生も
「昔はなかったなあ」
と回顧しておられるので、元来はよほどピンポイントな風習だったと思われる。

Wikipediaでも
> 商業的に売り上げの落ちる1月後半から2月初旬の販売イベントとして、主にコンビニエンスストアを中心とし、スーパーマーケットなどの店舗において各地で展開。ファミリーマートが先駆けであり、1983年(昭和58年)に大阪府と兵庫県で販売が開始された。道頓堀で行われた販売促進イベントがマスコミに取り上げられて関西に広がった。>
とあるしね。

東京の節分「豆まき」は、その家の長男の役割だった。
母の家は、以前も書いたが「下宿屋」なので間取りが広く(回廊形式)紋付き袴姿の伯父が、一升枡(ます)をかかえて、各部屋廻ったという。
江戸時代から続いた「江戸っ子家系」のなごりである。

ウチは、高齢化が進んで豆を蒔く子供もいない団地なので、先日の「でん六福ます」でもって、私が精一杯のアニメ少女声を作って
「♪鬼はァ~そと~ッ♪」と言ってベランダの外の芝生に蒔き(明日にはハトのエサ)、
「♪福はァ~うちィ~♪」と言いつつ、乱雑な「腐海の部屋」には蒔く気にもなれず、豆握りしめたグーのまま。
ポリポリ食べました、豆。いい仕事してるな、美味だわ「でん六」!

これは美術系の、A3のプリンターを持っている友人のブログからなのだが(無断使用ごめんよ、やぎ師匠!)
この季節、修繕に出すと戻る時こんな注意書きが入っているという。

「節分の豆まきには、ご注意ください」

蒔くと、プリンター内部に、入っちゃうのね「豆」(笑)。