日常2011年03月16日 19:21

南関東住まいなので、今回の地震、ガスが一時止まったくらいで済んだ。
が、問題は食材調達である。
駅前の大型スーパーが軒並み閉店しているので、バスを乗り継いで50分かけての買い出しである。
ドッコイが糖尿病なので,、食材選びが難しい。
牛乳とパンと卵が手に入らない。
それでも「お、この寒干し大根手強いぞ」などとアクをすくいつつ「上を向いて歩こう」を鼻歌で歌っているあたり、平和なもんである。
「突然『日常』をもぎとられた被災地の人々」のことを思う。
特に、(年齢や持病によって多少の不便はあれど)毎日の生活を積み重ねることによって人生を積み重ねていた高齢者は、苦しさも一入(ひとしお)だろう。
慣れない避難所暮らしのストレスによる心と体のダメージを思うと胸が痛む。
私の両親は三宅島で噴火にあった。
暮らしていた集落で、4年間の不慣れな避難生活で無くなったお年寄りは4人にひとりである。
それでも帰島できたからよい。
津波は全てをもぎとってしまった。
被災された方々が、一日も早い復興と、新しい、希望の持てる「日常」を獲得できることを祈る。