「子供の頃絵を2011年01月29日 02:36

習っていた」といっても小学校2年から5年の終わりまでで、しかも「野放し」だった。

近所の幼稚園の教室を使って園児~小学生まで、洋画家の先生が教えていたのだが、他の子には「お題」がつく(「父の日」だからお父さんの顔、とか)のだが、私ひとりだけは「描きたいものを描きなさい。」で、テーマがなかった。
で、好きに「空地のネコの国」とか「蓮の葉の家に住むカエル一家」とか描いていたのだが、先生はほめるより喜んでいた。

上級生が西洋デッサンを習い始めたので
「ああいったのは描かなくていいんですか?」
と聞いたら
「信子(本名。何故か先生は私だけ苗字じゃなく名前で呼んでくれた。)には、これはいらないから。」
と却下された。
思いおこせば、先生は私が将来絵の道に進むと分かっていたんじゃないかと思う。

自分で言うのも何だが、好き勝手に描く私の絵は、上手い下手はともかく「おもしろかった」。

私は人を、感心させるより面白がらせる(笑いだけでなく)のが好きだった。
これは、ものつくり人にとっては高いポイントである。

指を壊した事が、返す返すも残念無念だ。