ブログ論2011年01月27日 16:45

さしこんでくる光は遠く
足元のぬかるみも浅い
吹く風はときに強くときに弱く
大気はときに寒くときに暑い

花畑の夢を見ることもあれば
暗闇の夢を見ることもある

闇は私の見る夢だ
なぜならばいつでも
まぶたを開けば
遠くから光が差し込んできて、
命を失うほどの渇きも飢えも
感じたことはなく、
毒のことばをを吐けばこだまし、
愛のことばをつぶやけば
遠くから誰かの歌声が
つねに鼓膜のはりつめた
この耳に確かに
聴こえるのだから

もうこんなところまで来てしまった
遠くまで来たのか
歩み出したところを
ぐるぐる回りしているのか
分からない

気が狂うほどの目まぐるしさと
気が遠くなるほどの無力さの狭間で
私たちはまだ
もがいている

友よ
未来はこんなにも遠く
未来はこんなにも近い

友よ
未来はこんなにも近く

友よ
未来はこんなにも遠い

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック