ロンや2011年01月19日 06:52

故・ロナルド・レーガン元アメリカ大統領(通称ロン)が、実は在任中にすでにアルツハイマーの症状を示していた、というニュースを知って、ゾッとした。
(アメリカ歴代在任最高齢大統領である)
現職国家元首が、しかも当時世界1の大国の最高責任者が認知症で執務を取っていたとは…
個人的にはそれは「お気の毒」だが(私が馬鹿ブッシュjr.と並んでひどく嫌っている大統領だということは割り引いても)一国家とそれを取り巻く世界にとっては。
在任中から、若く見せるためにチークを塗っているだの、政策に詰まるとナンシー夫人の占星術に頼るの、いろいろ言われていたのだが。
彼の言動が気になった次男から観て、「その一日」はぎこちなく違和感があり、メモを読み上げなければ電話が出来なかった、としたら。
その時点で「国家元首」はストップだろう、暫定的にせよ。
定年というものが、どの世界にも通用するものではないことは明らかだ。
が、「その1日が世界を変えてしまう1日」な立場というものも、この世にはあるのだ。
山本周五郎の「樅の木は残った」じゃないが、「乱心割引」が効かない立場が。
我が国の国会議員もだいぶん若くなったが…お若い方は知らないだろうが、一時は、いや、かなり長いこと魑魅魍魎御殿のようだった。
髪の毛は総白髪だったりすだれていたりした。(菅君は黒くてまだちゃんと生えててよかったね。)
また内閣改造であるが、国会議員の定年制は、何度か俎上に上がってはもみ消されている。
いわんや国家元首においてをや。ロンや。

30分刻みの「レディー・ホーク」2011年01月19日 07:58

映画「レディー・ホーク」('85)をDVDで観た。
これには思い出があって、浅草の三番館、日本映画も洋画もごっちゃまぜ、入れ替えなし、というところで観たのである。
30分おきに客(全員おっさん)が一斉に立ち上がってロビーへ出て、また戻ってくる。
ロビーには小さな黒板があって、白墨で30分おきに係のおねーさんが数字を書き込む。
そう、浅草の場外馬券売り場の「時間つぶし映画館」だったのだ。
まだ学校出たてだったので世の中のそっち方面には疎くって、社会勉強させてもらった覚えがある。
しかし120分の映画が30分刻みでズタボロである。
確かルドガー・ハウアーとミシェル・ハイファーの、中世ファンタジーで、ハウアーがかっこよかったな、という記憶があるが。
ルドガー・ハウアーといえば「ブレードランナー」、レプリカント(アンドロイド)の親玉である。
が、それはこっちにおいといて、仇を討つべきは「レディー・ホーク」、ミシェル・ハイファーの美女っぷりである。
DVDで900円台だから「B級」っちゃB級なのかもしれないが、楽しいB級であった。
それにしても浅草三番館、女子トイレがなかったな…