2色ボールペン(と収穫の秋)2010年10月03日 12:51

これがないと読書はできない。(文庫だけだが)
気の利いた言い回しや読めない漢字に傍線をひき、ページをバシバシ折ってゆく。
青木玉さんも向田邦子さんも右肩が分厚くて(折ったので)パラパラめくると赤線と書き込みの嵐である。
いつからこんなクセがついたか分からないが、たぶん脳炎を患って一度一時的に字が読めなくなってからだと思う。

さて、赤いモノには赤いモノ同士(笑)

去年鉢植えで買って収穫したタイのトウガラシ「プリッキーヌ」を今年は「その種」から栽培してみました。
間引きと移植の時期が遅かったので豊年満作とまでは行かないが、まあ猛暑にもめげず(タイ原産だから猛暑のほうがイイのか)、数度の水やりわすれからもしぶとく復活し。
そろそろ収穫の季節です。あ、ヨコのバケツは景気づけ、赤いモノ同士(笑)。

非文化的文化祭2010年10月06日 04:18

学園祭の季節である。 文化の秋である。
しかし、画学生時代の私の記憶は「おでんの香り」一色である。
ウチの大学は24時間3日間、つまり72時間ぶっ通しで学園祭をやった。野中の一軒家だった頃の名残である。
さすがに住宅街となった今は夜中は騒がないのだろうが、昔は深夜のロックコンサートなんて 、深夜のマイムマイムなんて(笑)あたりまえにやっていた。
娘さんよく聞けよ、青春とは意味もなく過激なモノなのだよ。
72時間の仕上げに、部で「おでん宴会」をやろーじゃないか、というハナシになり、業務用のでっかいアルマイト鍋を買い、おでん種を仕込んだ。
なにしろ72時間である。泊まりこみ組がいっぱいいる。(そーゆーのに限ってロクデナシである・笑)
最終日、行ったら(私はおとなしく通い組)石油ストーブの上にかけられた鍋のおでんが半分に減っていた。
「あんたたち、食べたわね~ッ!!」
ヘラヘラへ~である、山賊どもめ!
午前中に酒臭くおでん臭い泊まり込み組。
もう一度お金を集めておでん種を買って、その夜の打ち上げコンパにストーブコトコト、なんとか間に合わせた。
シャイな部長が「あの…魚肉ソーセージ入れてくれる?」というのがなんともかわいらしく、あー、なんで私1年のコンパでコイツの頭アルマイトのやかんで(いちおカラ)なぐっちゃったんだろ、なーんてねっ。(「てねっ」じゃないだろ、そこんとこは!)

みんなが酔っ払う夜は「無法地帯」であった。
一晩で救急車14往復、というのが当時の記録である。
酔っ払ってアトリエ棟の天窓から女の子が降ってくる(これは奇跡的に無傷)なんてあったりまえだったから。
救急隊員のお兄さんが
「輸血のため血液型B型の人同乗してください~。」
と叫ぶと、回りを取り囲んだヤジ馬が
「あ、おれO型~!」
「おれABですぅー!」
「おれB!!全部抜いていいよ~ん!」
「ヨッパライは邪魔だからあっち行ってくださいッ!!シラフでB型の人いませんか~!」

さすがに翌日学長室に消防署から
「おたくの学生なんとかしてください!」
と文句が来て、「来年から深夜の『深酒』禁止」令が発布されたが、そんなこと守る奴っちゃナイ我々である。
「文化祭」それは文化の極北まで極めようという大馬鹿モノ達の尾籠(おこ)の限りであった。

笑おう!2010年10月07日 09:11

人間が笑うには顔面の72もの筋肉を使用している。

不動産取引の後、知人のクリスタルガラス作家の個展に行った私は、取引の辛気くささとクリスタルのキラキラ輝かしさのギャップで、いっとき顔の筋肉が麻痺しちゃったのであった。
眉間にしわは寄せられるが顔面下の筋肉が硬直。しゃべるのも食べるのもひと苦労である。
ましてや笑うなぞ!
やっとこさ治ったのは二日後。
笑えるっていいもんだ。ほ乳類の中で笑えるのはいったい何種だ?
顔面の鍛錬のためにも、さあ、笑おう!
(写真は5千本に一本という『タイ2匹ヱビスビール』)

エッセイストのなりかた2010年10月10日 02:14

たまたまっ出くわした「子供人生相談室」みたいなサイトで、
「さくらももこさんのような上手なエッセイストになりたいです。どうしたらいいですか?」
という質問があって、私はさくらももこさんのエッセイは初期のしか読んでないないので上手かどうか分からないけれど、答えが
「まず、別の世界で有名になることです。」
というのには笑えた。
そういえば新人文学賞はよくきくけれど、新人エッセイ賞はきかないな。
私は20年ばかり前セミプロのエッセイストだったけれど、それは本職がイラストレーターだからだった。
「書きたい!」という欲求は今も強くあるけれど、金にはならん。
だいたい順位は200位~1200位くらいをフラフラしているので、とりあえず1200人くらいの読者はいてくれるということか。
文章を書くのは楽しいことだ。
ただ、私は絵の世界出身なので、脳炎やって指の痙攣で「絵が描けない」という現実の前には泣きながら立ち尽くす。
子供の頃絵本代わりに「鳥獣戯画」観て育ったせいか、やっぱり絵が一番「言いたいことを表現できる」のだ。
もういちど、描きたい。

「百万円の使い道・布施明さん」編2010年10月13日 18:56

テレビをつけたらなつかしのNHK「ふたりのビッグ・ショー」で布施明さんが歌っていた。
んー、嬉しい。イイお声。

「シクラメンのかほり」が流行ったとき、本来シクラメンは香りのない花なので、後追いで品種改良して「香るシクラメン」が出た。その園芸家さんは、今は亡き養母の知人で、毎年シクラメンの見事な大鉢を送ってきてくれた。
玄関の間(3畳くらい)の窓辺に最新色のシクラメンの花が香り輝いていて、私は
「ああ、シクラメンの季節だなぁ。」
と思った。

ハナシはすっ飛ぶが、いつぞや仕事仲間が数人集まって、
「百万円、1日で、買い物のように後に残るものじゃなく使い切るとしたらどーする。」
とゆー話題になって、他の人の答えは忘れてしまったが(たぶん満漢全席とか)私の答えは
「なんじゃそりゃ~!」
と言われた覚えがある。
それは
「横浜ホテル・ニューグランドの旧館『マッカーサー・ルーム』(特上)に布施明さんを呼んで、『カルチェ・ラタンの雪』を歌ってもらう。」
というものだった。時間が余ったら坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」も。
それで百万円。

「カルチェ・ラタンの雪」はちょっと通好みのシブい選曲だと思うんだけど。
ダメかしらん。(笑)

ついに見ちゃった2010年10月20日 00:04

ドッコイの友人のガラス工芸家さんが個展を開くってんで、週末中野へ。
見ちゃった。
「リヤカーのヤマト便」!
テレビCMでは見ていたけど本物は初めてです。
昔ながらの一方通行の商店街(しかしバス道)を、サーッと。
そりゃもうカッコ良く、サーッと!
あー、働くお兄さんカッコイイ!!
と、おばちゃんは思ったのでありました。

ここしばらく胃炎(らしい)と締め切り2本立てでサボっておりました、が。
ドッコイ月末からカンボジア出張。本日も帰宅せずビジネスホテルにお泊まり。
どーするよ11月のギムナジウム…いやさ「11月」。
考えるとまた胃が痛くなるので、牛乳飲んで薬飲んで、寝る!

バナナの皮で滑りたい!2010年10月20日 22:06

友人で新社会人のAさんは通勤途中通路でバナナの皮を発見し
「滑りたい!」
とおもったそうな。
昔のアメリカンコミックのお約束よね、ポパイの相棒ダグウッドはいったい何回すべったんでしょ?(笑)
しかし、私も発見してしまいました、御近所のおうちのフェンスのむこうにバナナの皮。

「滑りたい!」

瞬間、その思いが!
なんで!?
バナナの皮は人間に「滑りたいフェロモン」を発しているのでしょうか?
フェンス乗り越える訳にもいかず、チャイム鳴らして
「滑らせて下さい!」
とも言えず。
今朝バナナ食べて、台所の床で「きゃぁ!ごっこ」やってみました。
しかし新鮮なバナナの皮って、意外と滑んないものなのね。
半日ひなたにおかないと。

「バナナ滑り道」は意外と奥深いものでありました(笑

危険な香りがする…しかし…はまってみたい・トラップ、そう、それはバナナ。
実も美味しいけど皮もオイシイ。
クールな都会のホット・ピンポイント「バナナ・トラップ」
統計によると「バナナ・トラップ」を仕掛ける職務に就く国家公務員、234人。彼らが落とすバナナの皮は一日平均924枚。
千枚の大台に乗れないのは「1日にバナナを4本以上食べるのは難しい。」という職員のおなかの問題から。
旧自民党政権下「国民に心のやすらぎと笑いを」と厚生労働省を通じて続けられてきたこの密かな作業、ついに来週から始まる事業仕分け第3弾でまな板に乗ります。
蓮舟方(変換できまへん)議員がどうさばくのか、注目の的です。
全国のツィッターならぬ「バナナ・スベッター」たちの注目の集まるこの行為、そう、国家公務員がやっているからイイわけで、個人でやると「ポイ捨て条例五千円の罰金」になるのです!

買っちゃった!2010年10月23日 22:58

「三波春夫ルパン三世を唄う」(テイチク)
こんなの、でてるんですねぇ、ちゃんと。
「ルパン音頭」と「銭形マーチ」未発表の「ルパン道中」「チャイナドレスの不二子」。
全部オリジナルカラオケ付き計8曲1800円なり。
カラオケボックスにも入っているのかな?

もっと、買っちゃったー!!2010年10月24日 01:24

友人F姉さんのお友達、陶芸家「六月窯」の三戸珠恵さんの作品展に行って来ました。
場所は高円寺。とーちゃんと母が若い頃所帯を持って、暮らした街。
商店街が充実していて、(もちろん細い一本道さ!)ドッコイはお肉屋さんに早くも心惹かれておりましたが。
目指すは猫雑貨&猫ギャラリー、その名も「猫の額」。
その名の通り「猫の額」の狭さ!
その店内にネコネコネコネコッ、ネコ!!
妖怪ネズミ男がはだしで逃げ出す猫グッズの数々。
なんと須藤真澄さんのグッズもあったりして、あぁ、なんて居心地いいんだ。
で、我が家はふたり、江戸時代と大正時代の湯飲みを使っているんですが、もうひと揃い、ちゃんとふたりの湯飲みが欲しいと思っていたところ、ん~、私たちを待っていたかのように手振りのいい湯飲み。
それと昔とっさに買ったいーかげんなご飯茶碗で凌いでいたので、これを。

それに煮物鉢が欠けちゃってたのでこれ。


いいものを手にいれて喜んで帰る途中、さっきのお肉屋さんで、ドッコイ
「スコッチ・エッグと豚の角煮と熟成ベーコン」を購入。相変わらず肉好きだなぁ。

ドッコイは明後日からカンボジア1ヶ月以上出張。
送り出す前の、幸せな土曜日でした。
(夜が明けたら「日曜出勤」が待っているのよ、トホホ・・・)



ドッコイカンボジアへ2010年10月26日 17:04

急に決まった出張だけど、また1ヶ月ちょっとひとり暮らしです。
とはいっても、毎晩実家に晩ご飯食べに行くし(母のボケ防止、といいつつタカリ・笑)、パソコン教室はあるし、途中行きつけのカフェに寄るんで「ひとり」ではないのですが。
それでも素直に寂しいぞ。
今回締め切りをかかえているので「一日一日ゆっくり過ぎて欲しい」のですが、ドッコイの帰宅までは「一日一日早く過ぎて欲しい」この二律背反。

「亭主元気で留守がいい」なんてウソ。
一生モンの糖尿を抱えていても、いとしさに変わりはないし、やっぱり近くにいて欲しいです。
だいたい行く国がみんな
「こないだまで内戦抱えていました。」だの、国境紛争だの民族対立だの宗教対立だの地雷だの伝染病だの外国人誘拐だの、「ブッソー」なのがいかん。
しかし今年は鬼門「イランへの出張」がなかっっただけマシですか。(2回とも開戦に巻き込まれているからな~トホホ)

「締め切りまでがんばっていたらドッコイ帰国」というシナリオに進んで欲しいのですが、早くもスランプ!
一日はこうして「長くなって」いくのでした。(トホホ~)