中村八大さん2010年08月26日 21:40

中村八大(はちだい)さんは、ジャズピアニスト出身の作曲家だった。('92歿)
私はこの人の作ったメロディーが大好きだ。

今年のNHK恒例・夏の「懐かしのメロディー」のラストソング(出演者全員で歌う)が、「河の流れのように」でも「上を向いて歩こう(これも八大さん)」でもなく、「涙をこえて」(「ステージ101」の名曲,作詞はかぜ耕士さん)だったので、ちょっと目がうるんでしまった私である。
「ああ、世の中とんでもないコトになってるけど、明日は来るんだなァ」
などと感傷にふけってしまったのであった。(曲調は明るいのだが)

この「だなァ」の「ァ」、これ、この表現です、この時代のシッポは(笑)!

よき60年代の風が吹くんですね、八大さんの曲は。
経済はぐいんぐいん復興成長していったけれど、小さい子供たちが路地裏で勝手に遊び回って安全だった時代。

主な作曲
○上を向いて歩こう(坂本九)(他、永六輔氏と「六・八・九コンビ」多数)
○黒い花びら(水原弘・第一回日本レコード大賞受賞)
○遠くへ行きたい(ジェリー藤尾)
○こんにちは赤ちゃん(梓みちよ)
○世界の国からこんにちは(三波春夫)
○夢で逢いましょう(坂本スミ子)
○涙をこえて(シング・アウト)

意外なところではCMでリバイバルしたちあきなおみさんの「黄昏のビギン」も最初水原弘さんに書き下ろした曲だったりする。

あ〜、たまらん!(笑)