泥縄のシミ。2010年08月11日 12:54

生まれて初めて、しかもよりにもよって目元に、シミができた。
私は1年365日、化粧はおろか化粧水すら塗らない人間で、鏡を覗くといっても髪のあしらいだけ、20秒でパパパッなので、第一発見者は母である。

年相応だし(48才)、いままでシミが出来にくい体質なのをいいことに、UVケアの塗り物はおろか、日傘も帽子もナシで過ごしてきたツケが今年になって回ってきたのだと思えば納得がいく。

しかし「目元にかなりでっかいメラニン色素居住区」というのは、改めてじーっと見つめていると
「あ〜あ、年取ったな」
と気腐れのするものなので、ドラッグストアに行った。
店員さんに
「この顔を何とかしてください」
と頼んだ。勧められたのは結構なお値段のジェルで、素直にホイと買ったら、お店の人が喜んでオマケをいっぱいくれたところをみると、たぶん1番高いのお買い上げだったのね。とりあえず、家帰って顔洗って塗った。

昨年あたり、更年期が出てから、私は自分の「老い」を感じることが多くなってきた。
今までが神さまのご贔屓体質だっただけのハナシで、全部が全部「年相応」という言葉でくくってしまえばそれだけのことである。

しかし、顔にファンデーションを塗ったら顔面の皮膚呼吸が止まり、とたんに思考回路が止まってしまう私である。(昔、ホンの一瞬オシャレが必要な仕事をしたが、頭が働かないのですぐヤメた。)
私の脳細胞は顔面の皮膚呼吸で働いている。

杖をついているので日傘をさしたらもうアウト、買い物ひとつ出来ない。
頭は、お鉢が普通の人より二回りほど大きく(小1の黄色帽子が特注だった)、帽子を選ぶのも一苦労、というか、もう夏物の帽子は売っていない。
困ったな。

とりあえず泥縄でシミ消しジェルを塗る私(笑)。