「石焼き芋〜っ!」2010年02月02日 00:17

の声につられて、バス停から煙の見える方向にダッシュしたら、ちょうどあと2本で売り切れのところだった。
1本はいつものお茶屋さんへ。ここのご主人はおしゃべり好きで、いつもおいしいお茶を2杯いただくので、今日は私が「おみやげ」。
1本は冷めないように手拭いでくるんで母宅へ。
「夕食前というのについひとくち」は女の性(さが)よ。
昔から、江戸では「芝居こんにゃく芋カボチャ」、堺では「芋タコなんきん芝居」と言うくらい「お芋」は女の好物なのだ。里芋は古来より日本にあった。さつま芋は江戸中期1734年、青木昆陽先生のご登場を待たなければならないのだが。

養母がハンストを起こしたのは、入院3ヶ月くらいだったか、まだ寒い季節だった。総入れ歯をいつのまにか自分から捨ててしまったようで、なんでも「刻み食」、ただでさえ食事のまずい病院で、そこに「見た目もとの素材が何が何だかわからなくなてしまったような刻んだ食事」では、まぁ確かに食べる気無くすわな。
しかしハンストはな、困ったぞ。

「もう、なんでもいいですから、本人の食べたい物を食べさせてください。」
とナースの主任さんに言われて、「焼き芋が好物だったな」と思いつつ(よく庭で落ち葉かきをして、焼いていた)しかしこればっかりは、石焼き芋屋さんとの邂逅狙いである。
と、そこへ。
出ました朝十時、アナウンスなしの石焼き芋屋さん!
「まだ焼けていないんだな。」
と原チャリで軽トラを追跡すること約1時間。釜を焚いているので低速なのがラッキーだった。(でないと原チャリでおっかけるなんてムリ!絶対ムリ!)
とある団地へ入って、スピーカーから声が
「い〜しや〜きい・・・」
「下さいッ!!」
「はいっ?!」
事情を説明したら、実は1時間前から焼き上がっていたことが判明。1本オマケしてくれた。いい石焼き芋屋さんであった。

病院もすぐ近くだったから、冷めないようにダウンジャケットの懐に入れて、とばして、病室にジャーン「戦利品」!
まー養母の食べることったら、歯のない歯茎でモリモリ食べた食べた。
当たり前だよハンストやってたんだもん、おなかが空いてないわけがない。
運悪く若いナースさんに見つかって
「病院では食事を出すんですから、勝手な物を食べては困ります。」
ったって、言ったの主任さんだも〜ん。
「おたんこナース」ファンの私は、のこりの焼き芋をまた懐に入れて、彼女が去ったらふたりでまた食べた。
「ひねくれ頑固者」に見えて、意外や「童心と茶目っ気」の養母と、あれが「笑いながら一緒に食べた最後のおやつ」だった。

節分六題(その6)2010年02月02日 05:13

よくよく見ると、「イワシの頭」の代わりに煮干しが!

節分六題(その5)2010年02月02日 05:16

なんと黄金の豆が!(食べられません)
鉄ひももめでたい紅白柄!

節分六題(その4)2010年02月02日 05:27

柊と豆ガラはスーパーのめざし売り場で売っていました!

節分六題(その3)2010年02月02日 05:29

子鬼の足跡べっこう飴3つ、棒飴1本、金棒に見立てたかりんと2本。「揚げ豆のおこし」3枚で9個。
しかし20グラムの豆は63粒で、ウチのふたりの歳に足りません。(笑!)

節分六題(その2)2010年02月02日 05:31

「20グラムと9ケ」という表記が気になります。

節分六題(その1)2010年02月02日 05:33

あるんですね〜、「節分グッズ」。