セーラー服のモデルさん2010年01月30日 17:48

篠山紀信さんとモデルさんが人目につく所でヌード撮ったのなんのって、警察沙汰になっているらしい。法律はときどきゲージツに厳しい(笑)。

私は知り合いのツテで、自動販売機売りのエロ本の仕事をしたことがある。
しかし、編集長が元文学派だったので、「半分エロ写真で半分文学」、やたら活字の多い「変なエロ本(笑)」だった。
「カストリ(3号でつぶれるとゆー業界用語)かな?」
と思っていたらなんとか4号まで出た。
非合法な業界の嬉しさは
「いつもニコニコ現金払い」
なことで、(普通は原稿を渡して、本になって、それから1ヶ月〜半年以上のところもあるし、支払いは銀行振り込みが多いのだが「手形」なんてときもある。契約より少ない額だったり、逃げられて0円だったりすることもある。)おまけに源泉徴収(1割引)もなし、という、描いたら即お米が買える、ありがたい商売だった。
「生きてくためには何でも描きます」
と看板を上げている、本当に貧乏なころで、おまけにうまいこと「文学派の読み物の」のポジションだったので、好き勝手やらせてもらった。(走る山手線の頭の上で抱きあってるリカちゃん人形とGI ジョーとか、水底を歩いているオタクのおにーさんと上半身人魚とか、ナンジャソリャ・笑)
「芸術はバクハツだ!」
の岡本タロサンの勢いであった。むこうは「岡崎京子ちゃん」(面識があるのでちゃん付け)が欲しかったらしいいけど無理。それは無理。

どこの出版社で内紛があったかしらないが、スタッフはみんなプロだった。
雑誌を立ち上げるノウハウというのは煩雑なものだが、その点はおみごとだった。
ハードはよかったのだ。
ただな、ソフトがな。私とかだもんな。
もっと悲惨なのは写真部門であった。
シティーホテルの1室を借りて、スタッフ全員機材持って・・・・忍び込みで撮影・・・という一流ホテル泣かせな迷惑行為をする予算もなく。
山奥の、廃校になった木造校舎にしのびこみ。
「魅惑のセーラー服ヌード」!!
ロケ地年期入り!
カメラマン年期入り!
スタッフ年期入り!
モデルさん年期入り!すごく年期入り!!

あなたは京都府に「18才以上の女性は、学生以外セーラー服を着用してはいけない」という条例があるのをご存じでしたか?
はい、風俗規制ですね。撮影は京都ではなかったが。
モデルさんは映像処理で修正しても40くらいの人であった。

ポーズとか表情とかね、もうスゴイの。プロ中のプロ!
あぁ、目尻にた〜んとシワさえなければ。

チチにもシワが入っていた。ああ、清楚なセーラー服からこぼれるシワチチ。
さし絵は室内で描けるけど、深まりゆく秋、山奥の廃校、寒い中どんどん脱いであえぐモデルさん。
もはや「わび・さび」の世界であったのか「デカダン」であったのかわからん。
セピア色の秋風のような(ものは言いよう)ヌードであった。

☆週のはじめに引いたタチの悪い風邪がまだなおりません。よくなったと思ったらぶりかえし。ドッコイと交互に咳合戦しております。みなさま、ご自愛くだされ。