血税1億円!2009年08月27日 18:10

今回(8/30)の衆議院選挙はどうも大変な騒ぎになっているようだ。もしも与党が変わって、前与党のこさえた「ぬかるみ」を引き継いだとしても、アメリカに見るように(クリントンやブッシュjr)変革は4年ではなく8年待たないと根幹がしっかりしないので、じっくり「重い病気なった日本が、どこまで治るか見ておこう」と思う私である。
とにかく「日本」は、どころか「世界」そのものが「乾きかけた砂の城」のようなもので、どこから水をさそうとしても、どっかしらは多少崩れるのである。全体を修復するのはとても難しい。塔のあったところを広場にしたり、門のあったところを階段にしたり、崩れを押さえつつ、なるべく偏った被害が出ないように、腰を据えて取り組まなければならない。

情けないことを白状しよう。

私の養母(大叔母・妹)は日本画家、もうひとりの大叔母(姉)は歌人であった。
この歌人の大叔母が(詠む歌は才能無いのだが、立ち回りが上手くて大きな名門短歌誌の主催だったので顔は広い)とんでもない偉ぶりたがりであった。
彼女らの故郷では(あまりにも恥ずかしいので地名が書けない)昔からの特産品をアピールするために産業会館を4階建てで設計した。
ところが、私の「はとこ」が代々続く土地の「素封家」で、町議長であったので、歌人の大叔母の口車にのって国会議員やら省庁に根回しして、大叔母の短歌と養母の日本画を展示するコーナー、つまり、ふたりの作品の展示コーナーというか、プチ美術館というか、とにかく「5階」を建て増ししちゃったのだ。その費用1億円。当然国の税金から出ているのである。

この文章をお読みのあなた、
「あなたの税金1円ずつウチの血縁に無駄にされました。ごめんなさい!!」
しかし大バカ者のはとこは
「国から1億円引き出した男!!」
として、町では英雄扱いされたのである。(こないだ死んだ)
何しろ地方は今「土木の神」が支配しているのであるからして。
私にしてみれば大恥である。

養母も大叔母もはとこも死んだ。
ただ展示コーナーの5階は残り、美術館学芸員ひとりの給料と光熱費は、相変わらず町の税金から出ているのである。
私としては、いっそ潰して欲しい!
なんぼのもんじゃいッ!!