まほろ駅 ― 2011年05月17日 22:07
母と映画「まほろ駅多田便利軒」を観に新百合へ。
今住んでいる町田を舞台としてロケをやった作品で、そういえば商工会議所のパソコン教室に通っていたときよく「エキストラ募集」の張り紙がしてあったな。
お客の年齢層が高いのは、やっぱり「地元映画」だからかな。
しかし、おちつかないもんである。
「バスターミナル」って言っているのに「バスセンター」の方へ走っちゃうし、横断禁止の道路横切っちゃうし、地元民でも絶対分からないってところで刺されちゃうし。近くに銭湯ないし。
地元民には分かっちゃってるからかえって落ち着かない映画であった。
しかしこの主人公ふたり(若い男)の不潔感漂う清潔さは何?
ズボンローウェストじゃないだけましか。(ローウェストだったら途中で帰る)
最初の包丁の意味は多分原作読まないと分からないんだろうな。
と、四の五の書いたが、作者は女子校の15年後輩の直木賞作家三浦しをんさんなんである。
しかも困ったことに、バイトの職場も一緒だったらしい。(以前書いた「カタギ時代」、2011/2/27の「T原書店」、お前のことじゃ。)
あそこはね、モノ書き志望には勉強になるよね、うん。
映画館を出ようとしたら手作りの「ロケ地マップ・イラスト、写真入り」の力作が貼ってあって、今は無きT書店の入っているビルが意味もなく書かれていた。
三浦さんのご指名なんだろうか。
サギ同然の劣悪な職場環境だったけれど、こうやってイラストで客観視すると懐かしいのが不思議だ。
今住んでいる町田を舞台としてロケをやった作品で、そういえば商工会議所のパソコン教室に通っていたときよく「エキストラ募集」の張り紙がしてあったな。
お客の年齢層が高いのは、やっぱり「地元映画」だからかな。
しかし、おちつかないもんである。
「バスターミナル」って言っているのに「バスセンター」の方へ走っちゃうし、横断禁止の道路横切っちゃうし、地元民でも絶対分からないってところで刺されちゃうし。近くに銭湯ないし。
地元民には分かっちゃってるからかえって落ち着かない映画であった。
しかしこの主人公ふたり(若い男)の不潔感漂う清潔さは何?
ズボンローウェストじゃないだけましか。(ローウェストだったら途中で帰る)
最初の包丁の意味は多分原作読まないと分からないんだろうな。
と、四の五の書いたが、作者は女子校の15年後輩の直木賞作家三浦しをんさんなんである。
しかも困ったことに、バイトの職場も一緒だったらしい。(以前書いた「カタギ時代」、2011/2/27の「T原書店」、お前のことじゃ。)
あそこはね、モノ書き志望には勉強になるよね、うん。
映画館を出ようとしたら手作りの「ロケ地マップ・イラスト、写真入り」の力作が貼ってあって、今は無きT書店の入っているビルが意味もなく書かれていた。
三浦さんのご指名なんだろうか。
サギ同然の劣悪な職場環境だったけれど、こうやってイラストで客観視すると懐かしいのが不思議だ。
二十四の瞳 ― 2011年04月23日 14:55
BSで高峰秀子の特集をやっていたので見たら、やっぱり出て来た。
1954年キネマ旬報賞1位(「7人の侍」が3位)、日本人の大好きな映画で、小豆島には銅像もある。(原作では島の名は出てこないのだが、ここでロケをやった)
すっきり心洗われる映画で、おとなも子供も楽しめ、たしかに傑作である。
でも私は原作の方が好き。
エピソードが多く、後半の自転車のくだりなんかもっと細かく大人の事情が絡んでいるし、全体に流れるテーマも、もっと濃厚に感じられるからだ。
もっとも、子供には映画の方が分かりやすいだろうが。
大人になったら原作読んで下さい、ときどき考察の深さにギョッとさせられます。
光文社60周年記念復刻版がよくて、帯に坪田譲治が「壷井栄さんは日本の女流児童文学者で初めて、実際に子育てしながら執筆した人。」とあって、驚いてしまう。
文学では岡本かの子も与謝野晶子もいたが、女性児童文学というのはそんなに困難な場だったのかと思う。
まこと、「二十四の瞳」というのは大人になってからがおもしろい作品である。
おすすめです。
1954年キネマ旬報賞1位(「7人の侍」が3位)、日本人の大好きな映画で、小豆島には銅像もある。(原作では島の名は出てこないのだが、ここでロケをやった)
すっきり心洗われる映画で、おとなも子供も楽しめ、たしかに傑作である。
でも私は原作の方が好き。
エピソードが多く、後半の自転車のくだりなんかもっと細かく大人の事情が絡んでいるし、全体に流れるテーマも、もっと濃厚に感じられるからだ。
もっとも、子供には映画の方が分かりやすいだろうが。
大人になったら原作読んで下さい、ときどき考察の深さにギョッとさせられます。
光文社60周年記念復刻版がよくて、帯に坪田譲治が「壷井栄さんは日本の女流児童文学者で初めて、実際に子育てしながら執筆した人。」とあって、驚いてしまう。
文学では岡本かの子も与謝野晶子もいたが、女性児童文学というのはそんなに困難な場だったのかと思う。
まこと、「二十四の瞳」というのは大人になってからがおもしろい作品である。
おすすめです。
ギターを持った渡り鳥 ― 2011年03月08日 19:52
ところで小林旭だが。
大人気「ギターを持った渡り鳥」の第2作は「口笛が流れる港町」である。
BGMでちょっと口笛が流れるが、誰も口笛を吹かない。
波止場は5分弱出てくるが「港町」ではない。舞台は岩石ごろごろ水蒸気もうもうのの阿蘇で、しかもありえない「鉱山」をめぐる争いである。
・・・・・
タイトル先に作っちゃったのね。
う~ん、昔の映画界はスゴイ!
大人気「ギターを持った渡り鳥」の第2作は「口笛が流れる港町」である。
BGMでちょっと口笛が流れるが、誰も口笛を吹かない。
波止場は5分弱出てくるが「港町」ではない。舞台は岩石ごろごろ水蒸気もうもうのの阿蘇で、しかもありえない「鉱山」をめぐる争いである。
・・・・・
タイトル先に作っちゃったのね。
う~ん、昔の映画界はスゴイ!
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