義母の老人ホーム2015年07月21日 07:07

義母の暮らす老人ホームは駅から徒歩5分の所にある。しかし、それだけだ。箱物としては小さく、3階建て、庭無し、低い廊下に各室の扉が並び、ちょっと刑務所のような印象を受ける。
義母は毎日個室でテレビに向かい、この1年半でずいぶん小さくなった。
声もひっそり、ひそひそ声で話す。
洗濯は福祉を使い「洗剤は切らさないよう補充して下さい」、「病院へは親族が連れて行って下さい」「何か起きてからでは遅いのでそちらの責任でやって下さい」、と万事事なかれ主義である。
2ヶ月に一度の高地の病院通いに、仕事やすみをとり、それでも間に合わないときは85歳になる私の母が東京から電車に乗って長野に行ってつきそっていた。
2科、採血して、血圧と脈を測って、胸を開いて、いつもの薬をもらう、だけにである。
1日かかる。

特別養護老人ホームの300人待ちの順番が来て、少し駅から離れたところへ行って来た。

内装は木造平面建て、天井が高く採光窓があり、開放感ある定員80人施設の、広さはひ一人あたり6畳から8畳になる。
10人ごとに生活ブースがあり、そこで毎食ご飯を炊き、みそ汁を温め、食事を摂る。
高い天井、坪庭、一日一度の体操タイムの広いスペース。
クラブ活動で書道や読書、手芸(義母は書道で雅号を持っている)。
医師は契約しており週3日訪問し、看護師が5人いる。
もう真冬に車椅子で寒い思いをして(本州一寒い)1日がかりで通院しなくて良い。
春はお花見、秋は紅葉狩り夏祭り。にぎり寿司の日もあるという給食システム。
それらが、約1万円の差額で手に入る。

ずいぶん中味に差があるモノだが、行ってみないとわからないものだ。
私は子がいない。親戚も、私の代には絶える。
足腰が利かなくなったら、自分の老後のためにここまで動けるかなと思う。

とろけそう2015年07月21日 13:54

今日はうっかり薬を切らしてしまい、午前中医者。
日が高くなるにつれて、あごの出る暑さ。
帰って来てシャワー浴びて、生き返ったー。
熱に焼けた皮膚がシャワーのお湯にとろけ出すように、疲れも溶け流れていく。