素晴らしき自然とマダムの憂鬱2012年07月06日 21:09

壁をつたって登っていた大きめの羽アリくん、エアコンの中に消える…
たのむから巣にだけはしてくれるなよ。
季節が来てスイッチ押したら「羽アリの集団が吹き出し口からヴワァ~ン!」だけはゴメンだよ。
(スイマセン、今書いてて自分で怖くなってしまった…)

浦沢直樹×手塚治虫の「PLUTO」(プルートウ)は、面白いんだけれども「手塚ファン」の友人・やぎ2号師匠には勧められない。
彼女は大の「虫嫌い」である。
ところがそういう彼女が遠路はるばる拙宅に来ているときに限って、初夏の開いた窓から
「大きな『五木さん』がブンッ!と」
飛んでくるのである。6年間暮らしてただ一度の出来事、まるで誰かが仕組んだように、そーゆーめぐりあわせが起きる。
で「PLUTO」には、一見コート着たおじさんたちが、大口をカパッと開くと開くと、中から
「探査用『五木さん型ロボットの大群が』がゴッパアァッ!」
と、うじゃうじゃ出てくるんである。
やぎ2号師匠は今コレを読んで私との友情関係を深く再考察しているかもしれない。
なにしろ「窓からブンッ!と『五木さん』が!」の時にも、その瞬間師匠は畳から20センチは飛び上がってたものね。

私は、たとえば真夏のコンクリ上で、道に迷ったミミズが「アチチ!」していると、
「こんなところで死んじゃつまんないよー」
と、つまんで側の植え込みに移してやるくらいは平気なのだが、毛が生えていたり臭い匂いを出したり大きすぎたり多すぎたりする輩は苦手だわ。

今住んでいる所は、貯水池があるせいか毎年2~3度、網戸の目より小さい羽虫が大発生して天井の照明カバーの中へと突進してくる。
歩いて4~5分の母の住まいがそうだから、ウチもそうだろう。(引っ越してきてまだ夏は初体験だが)
しかーし。
退治してくれるはずのドッコイ氏が、この夏は行ったり来たり東南アジアに出張なんである。
そのあとも、間髪おかずインド方面に出張、虫さん達との戦いは私ひとりでしなければならない。
とりあえず『五木さんコロリ』は仕掛けた。
羽アリくんたちも、網戸で防ごう。
特攻羽虫くんは、あとで掃除機で吸い取り、ランプカバーを洗おう。

しかし、んー
「なんで寝室から台所にかけて、おとといから体長1ミリ弱のアリさん達の大街道になってるのかなっ!?、ウチ。」
嗚呼、豊かな自然…。