「夢見るシェルター人形」2011年01月07日 19:25

大阪帰り、シャンソンの生ライブを聴いたドッコイはすっかり胸ときめいてしまい、帰り道の高速パーキングエリアで「越路風吹ベスト」を購入。
カーステレオで聴いていたので、「夢見るシャンソン人形」のジューシィ・ーフルーツ版「夢見るシェルター人形」を教えてあげました。
http://www.youtube.com/watch?v=Qo-DD-cGo6k

私は夢見る シェルター人形
1日 地下室で ためいきつくだけ
約束のばして また雨降り
こんなにあの人を 思っているのに
あれからママは どこかに行ったわ
あれからパパも 帰ってこないわ

星よりキレイな 核ミサイル
はじけて街中が 光になったの
授業がないのは うれしいけど
ひとりじゃ愛なんて 習えもしないわ

あれから夜は どこかに行ったわ
あれから朝も 帰ってこないわ
友達がわりの コンピューター
ほんとの太陽の 真下が好きなの
私は夢見る シェルター人形
ふれたらとけそうな 危険な雨でも

このままあの人の 胸まで走って
ふたりの物語 つづけてみたいわ

いや、こういうことはサブ・カルチャーも知っとかんと。

ジューシィ・ーフルーツはperfumeが「ジェニーはご機嫌ななめ」をカバーしたのでまたちょっと話題になったけど、活動期間は'80~'84とそう長くはない。
ただ当時、女性(奥野敦子さん)が真ん中でガッとリードギター弾きつつ歌う、というのはスゴクカッコイイことだったと記憶している。
三味線弾いてソロで歌う松村和子さんはついたキャッチフレーズが、「帰ってきた男衆(やんしゅう)演歌」だった。
「なごり雪」のイルカはいつもカーペンターパンツで「ボクは」って歌ってるし。
女性がボーカルだけじゃなく楽器も弾きこなしながらセンターで歌う、というのは、当時画期的にカッコヨカッタのだ。
(ヴォーカルでいうなら「松尾和子とマヒナスターズ」の「お座敷小唄」だって「ピン・キラ」の「太陽の季節」だって女性センターである。)

とキーを打ちつつ、今中島みゆきさんの「歌旅2007」を流しているのだが、やっぱりカッコいいなあ。
女性センター演奏、歌っ!(ちょうど今「ファイト」でございます。)

「夢見るシェルター人形」は当時「星よりキレイな核ミサイル」がコードに引っかかっちゃったらしいんだけど、歌詞を読むとスゴイ反戦歌です。
いや、こーゆーことこそ許容量の小さい私の脳からでっかいドッコイの脳にデータ移しておかないとね。