がんばれドッコイ!2009年09月01日 14:28

いきなりどっこいの海外出張が2件決まって(カンボジアとマダガスカル)
「あー、今年は日本にいっぱいいられるね〜。」
なんて最初喜んだものの、出張漬けで、やっぱり「年の半分は海外」である。
まぁ、8月30日は日本にいられてよかったね。
9月19日(日)、「石川さゆりコンサート」に」母と行く私。もうチケットとちゃったから。母は演歌にはあまり興味のない人なので、楽しんでくれると良いけれど。
トホホ〜。

ドッコイは糖尿病なので我が家の食卓はごくあっさりしたモンである。
減塩醤油と、カロリー2分の1マヨネーズと、油はエコナ。
その分「だし」や「香味」や「色合い」には気を使う。
とにかく「塩気と油とデンプン質」をコントロールしなければならないのであるが、彼は子供の頃お義父さまに「もンのすご〜く厳しく躾けられた!」後遺症で、ご飯のひと口、その出来合いのお弁当の「最後のひと口」が残せないのである。(もちろん駅弁は必ずフタの裏のご飯つぶから食べ始める。)

日本にいるときは(半分は外国)ものすごいハードワークで午前様で帰ってきて、2時半頃までパソコンで遊び(元は工学系なので「メイドイン俺」のパソコンを作るのが楽しいらしい)5時40分ころ起きて、まるでナポレオン並の睡眠の短さである。何しろ横になって58秒でいびきをかき出すのだからして。海外にいるときの方が9時5時の生活で楽なのだろうが、行った先が「油たっぷりが美味しい」文化圏(アラブなど)となると、決まって太ってお帰り遊ばす。フゥ〜。
ちなみに日本はうま味文化圏で、東南アジアはうま味と香草文化圏、インドはスパイス文化圏、フランスはうま味(ブイヨン)と脂(バター・クリーム)文化圏である。

私は病気の後遺症で包丁が細かく扱えない時が多いものだから、食事は「ブッタった切切った煮物や(減塩)、指でむしった浅漬け(減塩)になる。まったくトホホである。
せめてもの救いはドッコイが「ボーイスカウト→寮→下宿屋→アパート」の生活歴なので、「なんでも自分で出来る」ということと「適度にマメで適度にズボラな性格」なことである。好き嫌いもほとんど無く、母に言わせると「こんなに嬉しい顔してご飯食べる人もめずらしい」そうだ。

ふたりとも病気持ちの夫婦であるが「一病息災」で、お互い楽しく仲良く長生きしたい。

万引きする人2009年09月02日 00:15

先日警視庁から発表された「万引きの動機」について、特に集中するふたつの世代、十代は「ゲーム感覚から」、老人世代では「寂しかったから」とあった。

萩尾望都さんの「トーマの心臓」には「盗癖がある生徒」が登場する。ゲーム感覚でも孤独でもなく、ただ病としての盗癖で(私はこんな人を2人知っている)、作中ではとても狂言回し的な重要な役で、善良といってもいいほどである。

ゲーム感覚の万引きは躾ける者の責任である。

私の暮らす町ではかつて「大型書店」と「BookOff(古本屋)」が向かい合った十字路があって、書店の万引き件数がマンガを中心に1日平均少なくとも2百件(包んであったビニール袋が側溝に捨てられていた枚数)古本屋では人気漫画の単行本発売日に「売り」が集中する、という、もう目にもハッキリ分かる「万引きクロスロード」と呼ばれていた所がある。
今では古本屋が撤退して、万引き件数が激減した。

老人の孤独、これは合わせて198才の養母とパートナーを介護した私には分かるのであるが、老いの一過程としか言いようがない。逆にふたりは「○○が盗まれた」と言って引かなかった。(そのくせ自分の入れ歯は病院のゴミ箱に捨ててしまうのだ。本当に困った覚えがある。)スーパーの野菜売り場で、身なりの良い老紳士が、キュウリを一本ひょいっとコートのポケットに入れてしまったりしている。
調べてみるとだいたい、パートナーが亡くなったか離婚してひとり暮らしである。
食い逃げと万引きは、よほど悪質でない限り、店長だの警察だののお出ましになって、騒ぎが大きくなるので、「その場で厳重注意」というケースが多いとも聞く。

さて、私の知っている「そうでないふたり」、それは「天才」であった。
ひとりはバレエダンサー、もうひとりは造形作家である。

バレエダンサーは高校生の時腰を決定的に傷めて、進路を変えて大学に入学したのであるが、本人の必死のリハビリで「あと数ヶ月で卒業」というときに回復し、学歴を捨て現場に戻った。
が、同世代は自分のずっと先を行っており、その歳月の与えた残酷なギャップに、ものすごく悩んでいた。そこから万引き病がはじまったらしい。

天才造形作家、こちらは在学中から「巨匠」と呼ばれていたが、困ったことがただひとつ、「捨ててある物」、「落ちていた物」か「盗んだ物」を主軸にしないと作品を作れないのである。何度も警察沙汰を起こして、もう学校のみんなに知られ渡っていた。
ああ、しかしその才能は「天才クラス」なのだ。
しょっちゅう世界を放浪し、「さすがにインドだけは牛の糞すら(燃料にするから)落ちていなかった。」と言っていた。
在学時代からデパートの売り場の棚だの装飾だのと仕事はあったのであるが、すでにそれを知っているプロデューサーが、夜のデパートで(作業は深夜である)、手伝いに来た仲間達に「絶対によその売り場には近づかないよう、必ず見張っていてください!」と注意するほどであった。

孤独な老人の万引きは、よほど悪質な物でない限り「老いの一過程」であるから、残念だけれども仕方ないと思う。

私の唯一知っている「ゲーム感覚」の人は仲良しだった。
私と買い物をしている最中消しゴムを万引きして、警備員に連れて行かれ、しばらくしてこわばった顔で戻ってきて、(私は冬のデパートの階段で、目の前で起きたことが何が何なのか分からずに、ぼ〜っと待っていた)
「ひどいのよ、あの警備員。あなたのことまで疑うんだから。」
と赤い目をして言い訳をした。
とても仲の良い人であったが、御縁はそれきりである。

バブルがはじけた頃、「せめて住み込みの従業員たちに美味しいものを食べてもらおう」と小さな町工場の社長夫婦が「ステーキ肉とウナギの万引き常習犯」として逮捕され、新聞に載ったことがあった。(私はこのテの記憶力はものすごくいい)

大不況ではあっても「経済破綻したときの売り場の棚が空っぽだったソ連」ほどではなく、モノが「さあ、手にとってくださ〜い」と商品棚に並んではいる日本。
この先どうなるのだろう。
精神的ジェネレーション・ギャップや貧富の差はとんでもない勢いで広がってゆく。
売る人、買う人、盗む人。
その事情や件数、法による裁きはどうなっていくのだろう。
明日のことは、だれも知らない。

眠いのよ〜♪2009年09月03日 06:13

どうせちゃんと起きないんなら、6時まで目覚まし時計鳴らしちゃ止め、鳴らしちゃ止めを繰り返すなら、いっそ6時に一発で起きてください、ドッコイ!
わたしゃ5時に起きて、あなたの朝ご飯とお弁当作って、6時にはもう1度寝たいんじゃ!(笑・朝からシエスタ♪)

ps. 5時半に起きなければ、遅刻寸前ではないのかえ?こら。

こないで台風!2009年09月04日 01:22

また痙攣がひどくなってきて、(ここまで打つのに3分)あー、脳炎なんてやるもんじゃないねっ!と断言する私。今回脚にきて困っている。膝が定まらないのである。6日の「桐誕」(ゲーム「サクラ大戦1・2のキャラの誕生祭です、ハイ。)までにはなんとかしたいぞ、と。
桐誕はもちろん9/7前後にやるのだが、カンナの歌う「南風GOGO」じゃないけど、ホントに「天気」にはいつもハラハラさせられる。ま、台風シーズンだし〜(笑)。集まるメンツは世代にものすごく幅(笑)があって、ワイワイやってて楽しい。
まーカンナのお人柄がアレなもんですから(笑)。

実は「雨女」の私。それもかなりな「豪雨女」の私。昔九州の友達の家に「台風連れて」行った私。
大丈夫です、効果は年とともに弱まってるはずだから(笑)
たぶん、もう、はずだから。(必死)
はずであってくれ!(哀願)

てなわけで、もうすぐともだちと会えるのでウキウキしている私。
(しかしこれを打ち終わるのに1時間半って、どーよ)

「ミステリアスな絵巻」の巻2009年09月12日 21:28

楽しい「桐誕」も終わったっちゅーのに、しばらく伏せっておりました。
(今度は目の病気でした。)
やーね。
平安時代のお姫様ならともかく、こんなに弱くてどーする。
いや、お姫様はお姫様で夜に恋人はほとほとと柴折り戸叩いて来るし、「きぬぎぬのふみ」などちょいと気の利いた和歌詠まなければならず、それはそれで大変な職業ではあるのですが。(笑)

ともかく、元気になったところで、11月1日の「田中公平作家生活30周年コンサート」のチケットとりに、明日は早くから「チケットぴあ」に並ぶ予定。
でも私ひとりだったりして・・・ここ僻地だし!(笑)
それがダメだったら2日の電話合戦になるのかしら・・・
・・・あれにはとっても運が弱いんだな〜。

今日は、ドッコイとふたりで横浜の有名な「画材&表具&画廊」の「絵の具屋三吉」に行っておりました。

養母の遺品の一番奥から出てきた絵巻。もう最初の部分がボロボロ。
全部開いてはいなかったので、最初の「百人一首歌人像」を見て、てっきり画学生時代の課題かな?と思っていたのですが、「三吉」の工房で店員さんと全部見たら、途中からはずーっと、鎌倉〜戦国時代の「武者絵巻」でした。(20メートル位ある)
ここまで上手い筆遣いだと、多分(養母とは全然ジャンル違うし)仲の良かった「佐多芳郎さん」かな?
大佛次郎さんや、池波正太郎さんの「鬼兵犯科帳」の挿絵を描いていた、安田靫彦先生の同門さん。仲良かったしなぁ。
巻装してないでただ半紙を貼り合わせたものだけど、全体にうすーく雲母(きら)が一刷毛入っていってるあたり、印刷じゃなく、直接人目に触られるように仕上げてあるし。
でも落款なし。(=詠み人知らず=ミステリアス・笑)
修繕が終わったら、一部スキャンしてアップします。お楽しみに!

ワサワサ髪2009年09月14日 13:23

昨年、退院してまず真っ先に行ったのは馴染みの美容室だった。
なんせ入院が長期だったので、延び放題である。私には珍しくゴムでまとめるほど伸びていた。
で、ジーン・セバーグのセシルカットのように短く(デビュー頃のモンチッチ森晶子より短く・笑)切ってもらったのだが、その後は伸びっぱなし。
もとよりくせっ毛なのだが、今回はすごい。
「エロイカより愛を込めて」の秘書ジェームズ君を通り越して、もうぐるんぐるんである。体質が変わったのか、脳の栄養が髪に回っているのか。(笑)
どこかで見た髪型だなと思ったら、昔音楽室で見たベートーベンの肖像画のようであった。
子供の頃からクセはあったのだが、こんなにすごいの初めて。
あんまりおもしろいしので(ペッタリしなくて風通しはいいので)退院からずっと、部屋では手拭いで鉢巻きして過ごした。
このまんま冬までワサワサ持って行こうか、バッサリやるか、只今思案中である。

「相手も血まなこですから!」2009年09月14日 18:14

通いの歯医者の待合室に2匹の蚊。
ほかの患者さんがいないのをいいことに戦いまくりましたが、
3カ所刺されました。
ウチに帰ったら(団地なので開けっぱなし)またやぶっ蚊。
秋の始まりのこの季節、向こうも子孫繁栄のため目が血走っております!
戦いまくりましたが、また2カ所。

1番効くなーと思うのがサトウ製薬の「タクトホワイトL」
ただし、これ白いので、塗るとお白粉みたいに見えます。
とりあえず赤くプクーとなったとこを、まるで「種の遺伝」のように
爪で「バッテンマーク」つけちゃうのはナゼでしょう(笑)。

ところで「田中公平さん30周年」の本日の電話予約チケット。
番号知らないことに気が付いたのが真夜中の3時(笑)!
昨日も行列「あと8人」という微妙なハズし具合だったしな。

「DVD化してください」と、お祈りするしかございません、ハイ!

あ〜ぁ、やっちゃった。2009年09月20日 21:39

9/10沢田研二・15分。
9/19石川さゆり・25分。
私の耳と目が保った限界時間。
あとは非常脱出灯たよりに退散しました。

オール・スタンディングのジュリーはともかく、演歌の石川さゆりさんまで・・・・。
ウチの市の「市民ホール」音響がどっか壊れているのか・・・?
おまけに某所で「ヴォイス機能」が付いて、これが「難治性鬱病」の(自分でも笑っちゃう病名だわね・フン!)私にはものすごく辛い。強制的に、いきなり言語が入ってくるともう「ドッヒャ〜!」なわけです。

薬の処方が変わったのですが、ゴールデンならぬシルバーウィークで、切らしちゃった「頓服」取りに行けない。(3日ともたなかった・・・)
ドッコイはアフリカだし、寝たきり連休。
明けたら医者に行こう・・・って、木曜休診か・・・・バッタリ

歩きたいのよ2009年09月26日 13:29

暑くもなく、寒くもなく、いい気候である。
ああ、歩きたい。ウォーキング大好き。
放っておくと1日10キロくらい簡単に歩いちゃう。
しかーし。整骨院の先生から「今歩いたら膝壊します」とストップが。
体は太いが「骨と腱」は細いらしい。

薬の副作用で肥えた体は食事療法で10キロくらい落としたのだが、
ベストの体重にはまだ。
あー、歩きゃすぐ落ちるんだけどなー、「ストップ」じゃな。
秋空見上げてタメ息。

「森の中のカーブ道」2009年09月26日 23:56

秋空ながめてタメ息ついててもしょーがない。

今朝(正確には昼)目覚めたら、ドッコイが洗濯を終えたところでした。
(ホントにやさしい人だなあ)
右手の爪が安定しないんで今出来ることもないし、ドッコイは「明日は休日出勤」だというので、思い切って「森の中」へ。
「奥多摩湖」を観に行きました。帰りは遠回りして県境越えて山梨まで行って、行きも帰りも、街灯ひとつない、急カーブ連続の裏道を通ってまいりました。あまりのカーブっぷりに、いま、首がこっています。って「いろは坂」かい(笑)。

車中で「これから建てる家」のこととか、建築士さんとの打ち合わせや、ローンの資金繰りや、この先の仕事のことなど、ぽつんぽつん、バッハを聴きながら相談をしました。

こういう人生になるなんて若い頃は思ってもいなかったな。

 昔プロポーズしてきた相手とは
「職種も近いし、気性も合うし、私が『売り出せGO!GO!』のころで、結婚したら、たぶん子供もいて、仕事もノッてて、上手くいけば印税でゴージャスな暮らしなんかも出来たぜ!」
という人生であったかもしれないけれど。

 今の私には、暮れてゆく秋の森の中をゆっくり走りながら、この先のふたりの生きていき方を話す、
「私という、利き腕も何もかも壊して、まだ何も出来ない、こうしてポツンポツンと書くことしか出来ない(絵を描くことはまだ捨てていませんが)、そんな難儀な相手の生活の大半を助けてくれて、戦争に巻き混まれても「仕事」をしに外国に旅立って行く背中の持ち主(ドッコイ)が夫である人生」
の方が居心地いいんです。

いや〜生きてみるもんだなぁ。おもしろいもん。
カーブ切るごとに、次はどんな風景が出てくるか分からない。
(「戦争」はイヤだけどね。)